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失敗しない矯正歯科の選び方を教えます!このポイントを抑えよう

歯列矯正を行っている歯科医院はいくつもありますが、歯科医によって技術が大きく異なるのが現状です。なかには歯列矯正を受けたものの、思った仕上がりと違う、反対に歯並びがさらに悪くなってしまったと悩む方もいます。

歯列矯正を成功させるためには、矯正歯科の選び方が非常に重要です。

そこで本記事では矯正歯科の選び方から重視するべきポイントを徹底解説します。これから歯列矯正を受ける方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

矯正歯科とは?

歯列矯正を受けるにあたって、矯正を行っているのは矯正歯科と一般歯科の2種類に分けられます。

矯正歯科医院では主に歯列矯正の治療を行っており、歯列矯正に特化しています。そのため親知らずの抜歯や虫歯の治療などを行っていないこともあり、一般歯科よりも治療範囲は狭めです。

基本的に矯正をするのならば、矯正歯科がおすすめです。矯正の知識や実績が豊富な先生がいるため、治療の成功率も高くなります

一般歯科との違い

一般矯正は虫歯や歯周病、親知らずと言った口の中の治療を行っています。矯正歯科よりも対応している治療は多くなっています。みなさんが定期検診を行うのも、この一般歯科が一般的です。

矯正歯科とは目的が異なりますが、矯正治療でなければ一般歯科で問題ありません。

認定医と専門医(臨床指導医)との違い

歯列矯正をする医院を選ぶにあたって、重要となるポイントが認定医です。しかし認定医と似たものに専門医とがあり、どちらを選ぶべきか分からない方もいるでしょう。

基本的には専門医を選ぶことをおすすめしますが、専門医の資格を持っている歯科医は限られます。理由としては、日本矯正歯科学会の会員を7年以上継続していたり、臨床に関する報告を発表していたりと条件が高いためです。

認定医を選ぶといい理由

認定医を選ぶといい理由としては、公式な矯正歯科医として治療ができる権利を持っているためです。また、矯正歯科医として基本的な資格ともされており、認定医であれば一定以上の技術はあると判断できます。

したがって、矯正歯科を受ける際は最低でも認定医の資格を持っている歯医者を選ぶことをおすすめします。

関連記事:希少性高し!歯科医全体の2.5%しかいない矯正歯科医の認定医

矯正歯科医を選ぶときに重視すべき10のポイント

認定医といっても、それだけで矯正歯科医を選ぶ理由にはなりません。認定医以外にも以下の項目を満たしているか確認するとさらに安心です。

  • ・日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか
  • ・コミュニケーションがとりやすいか
  • ・費用設定が分かりやすいか
  • ・治療計画が明瞭か、説明は丁寧か
  • ・治療法をいくつか提示してくれたか
  • ・設備は?清潔さは?
  • ・矯正中のトラブルに対応してくれるか
  • ・診療日が月の半分以上ある
  • ・よく訓練された有資格のスタッフがいる
  • ・通いやすいか

これから紹介する項目を参考にして、矯正歯科医選びに役立ててください。

日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか

先ほども述べたように、まずは日本矯正歯科学会の認定医が在籍していることを確認してください。 日本矯正歯科学会の認定を取得するには、5年間以上矯正歯科についての研修を行い、さらに学会の試験に合格しなければなりません。したがって認定を取得していれば、矯正歯科の技術・知識があるということになります。そのため、矯正歯科で迷ったときは認定が在籍しているか確認してください。認定医がいるかどうかは、日本矯正歯科学会のホームページより確認できます。

コミュニケーションがとりやすいか

続いては、コミュニケーションが取りやすいかどうかです。いくら矯正の知識・実績があったとしても、適切なコミュニケーションをとることができなければ、患者の不安は募る一方です。今後の治療計画について教えてもらえない、仕上がりを伝えてもしっかりと対応してくれないといった医師のもとで治療を受けても歯列矯正は成功しません。歯列矯正は噛み合わせを正しくするのも大事ですが、見た目も重要です。噛み合わせが正しくなったとしても、口元が寂しくなってしまったと悩む患者さんはゼロではありません。しっかりとした歯科医であれば、カウンセリングの際にこちらに寄り添ってくれるはずです。

費用設定が分かりやすいか

続いては、費用設定がわかりやすいかどうかです。そもそも歯列矯正の料金設定は、歯科医によって大きく異なります。したがって、多くの歯科医ではどのぐらいの金額がかかるのか、調整日にいくら払うべきかなどを教えてくれます。
ただし、なかにはどのぐらいの治療期間がかかるのか、どのぐらいの費用がかかるのかが明確になっていない歯科医もあります。そのような歯科医で歯列矯正を受けるのはトラブルになる恐れがあるため、おすすめできません。

関連記事:歯列矯正の費用相場を詳細に解説!

治療計画が明瞭か、説明は丁寧か

続いては、治療計画が明瞭か、説明は丁寧かどうかです。歯科医自身は治療計画を把握していたとしても、患者側が把握していなければ不安が募るうえ、必ずしも患者がその治療計画に納得するとは限りません。そうしたリスクがあるうえで、治療計画が明瞭になっていないのは、トラブルになる恐れがある、失敗になる原因です。しっかりとした歯科医であれば、こちらが納得するよう治療計画について説明をしてくれるはずです。しかし、こちらが質問をしても答えてくれない場合、その歯科医は避けましょう。

治療法をいくつか提示してくれたか

先ほど述べたように提示した治療計画に、患者が必ず納得するとは限りません。さらに、どの治療法にも良い面があれば、悪い面もあります。そうしたことを踏まえて、治療法をいくつか提示してくれる歯科医が安心です。具体的には抜歯をする場合の治療プランとしない場合の治療プラン、インプラントを用いたときの仕上がりと使用しないときの仕上がりなど、さまざまです。治療法をいくつか提示してくれる歯科医であれば、患者も安心して治療を受けられます。

設備は?清潔さは?

続いては、設備や清潔さです。設備の整った歯科医であれば、適切な治療方法を提案してくれる傾向にあります。反対に設備が不十分な歯科医は適切な分析ができず、十分な治療計画を立てられない可能性があります。

また、清潔さも重視しましょう。不衛生な視界での歯列矯正は、口の中がバイ菌だらけになり、病気の元となります。設備が整っており、清潔な歯科医を選びましょう。

矯正中のトラブルに対応してくれるか

続いては、矯正中のトラブルに対応してくれるかどうかです。矯正中にトラブルはつきものです。具体的には矯正装置が外れてしまったり、ワイヤーが歯茎に刺さってしまったりします。

このようなトラブルが起きたときにすぐに対応する歯科医であれば、治療に大きな影響がなく、治療期間が長引くこともありません。しかしなかなか対応してくれない歯科医となると、治療期間が長引くうえ、余分な費用もかかってしまいます。カウンセリング時にトラブル発生時の対応について確認しておきましょう

関連記事:インビザラインで後悔する5つの原因に対処する方法と注意点

診療日が月の半分以上ある

続いては、診療日が月の半分以上あることです。矯正治療を行っていたとしても、外部から矯正歯科の先生が来て、月に1回のみの調整としている歯科医もあります。そうなるとスケジュールを合わせるのが難しくなり、通院できなければ、その分治療期間も延びていきます。またトラブル発生時も、スムーズな対応ができません。したがって、治療日が月の半分以上がある歯科医がおすすめです。矯正歯科医が在籍している歯科医であればスムーズに対応できます。

よく訓練された有資格のスタッフがいる

よく訓練された有資格のスタッフがいることを確認してください。矯正歯科医院では、唇や舌の動きをトレーニングするスタッフが必要ですが、この資格を持っている歯科衛生士は多くありません。さらに訓練されていないスタッフがいると、ワイヤー交換の際に痛みを覚えることがあります。歯列矯正をするといっても、毎回認定医が対応してくれるわけではありません。そのため、よく訓練された有資格のスタッフがいる歯科医がおすすめです。

通いやすいか

通いやすいかどうかも重要なポイントです。都心部であれば矯正歯科の選択肢も広がりますが、通うのが大変だと、なかなか治療が進まない可能性があります。特にワイヤー矯正であれば、月に1回は通院をしなければなりません。さらにトラブル発生時は直ぐに対応しないと、治療期間はどんどん長引いてしまいます。そのため、通いやすい場所を選びましょう。

 


できればこのポイントも

できれば、以下のポイントを見ておくと安心です。

  • ・診断結果の資料や契約書を渡してくれる
  • ・待ち時間が長くないか
  • ・不要な検査をしない
  • ・明朗会計で妥当な金額
  • ・一般歯科との連携がとれている

ここで紹介するポイントを押さえている歯科医であれば、安心して治療を受けられます。

診断結果の資料や契約書を渡してくれる

患者に寄り添っている歯科医であれば、診断結果の資料や契約書を渡してくれます。契約書には、今後の治療計画や要する期間、保定費用や調整にかかる金額などが記載されています。診断結果には、治療前の噛み合わせが記載されているはずです。このような資料は安心して治療を進められるだけではなく、トラブルを防ぐことにもつながります。資料がなかったり、契約書がなかったりすると、後から「こんなはずじゃなかった」とトラブルになる可能性がありますので、必ず契約書を渡してくれる所で治療しましょう。

待ち時間が長くないか

歯科医によっては、待ち時間で30分以上かかることも0ではありません。歯列矯正の調整時間は歯科医によって異なりますが、1時間前後かかる傾向にあります。それに加えて待ち時間が長いとなると、患者の負担は大きくなり、通うことが億劫になります。その結果、治療期間が延びてしまうことが考えられますので、待ち時間が短い歯科医を選びましょう。

不要な検査をしない

不要な検査をする歯科医院で治療をすると、治療費がかさむことがあります。検査機器が揃っているといっても、必要かどうかは別です。患者によっては不要な検査もありますので、過剰な検査をする歯科医院は要注意です。

明朗会計で妥当な金額

矯正歯科は自由診療であるため、医院によって金額が大きく異なります。とはいえ、相場は表側のワイヤー矯正で70万円から100万円程度です。これよりも低い30万円や、反対に高すぎで200万円といった高額な治療費は注意が必要です。安すぎたり高すぎたりする歯科医院は避けましょう。

一般歯科との連携がとれている

一般歯科との連携がきちんとできているかも、重要なポイントです。歯列矯正中に虫歯になったり、抜歯が必要になったりするケースはよくあります。その際に一般歯科との連携が取れていないと、治療がスムーズに進まなくなります。

歯列矯正を成功させるには選び方が重要

本記事では、 本記事では矯正歯科の選び方について解説しました。

矯正歯科を行っている歯科医は多いものの、すべてのところで技術が高いわけではありません。中には歯列矯正に行ったものの失敗してしまったと言う方もいます。

ただし、矯正歯科選びのポイントを押さえることで、成功する確率は大きく挙げられます。

本記事で紹介した内容を参考にして、矯正歯科選びに役立ててください。

船堀の矯正歯科・船堀ガーデン歯科 矯正歯科では歯列矯正において、さまざまな症例に対応しています。
保険適用となる場合も、ならない場合も、カウンセリングやコンサルティングで適切な治療をご提案します。
歯列矯正治療をお考えなら、ぜひカウンセリングへとお越しください。

 


この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。