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歯科矯正はなぜ痛い?対処法も併せて解説

歯列矯正に対して、痛いというイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。実際、歯列矯正は痛みを伴う治療です。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方は痛いと感じます。そこで本記事では、歯列矯正がなぜ痛いのか、痛いときの対処法について詳しく解説します。
歯列矯正を始める方、すでに歯列矯正中の方はぜひ参考にしてください。

現在の矯正治療で耐えられないほどの痛みはない

歯列矯正は痛みを伴う治療ですが、耐えられないほどの痛みではありません。多くの方は歯列矯正で調整をしていくごとに慣れていきます。
また、歯列矯正は調整日から2日間ほど経過したときが最も痛みが強く、時間が経てば経つほど痛みも和らいでいきます。そのため、痛みが強いとしても一時的なものであり、常に痛いわけではありません。

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矯正中に感じる痛みは3種類

矯正中に感じる痛みは主に以下の3種類です。

  • ・歯が動く痛み
  • ・装置が当たる痛み
  • ・咀嚼する際の痛み

 

歯の痛みによって対処法も変わってきますので、ここで紹介する痛みについてお伝えしておきましょう。

歯が動く痛み

まずは歯が動く痛みです。そもそも歯列矯正は、歯を支えている組織の破壊と、再生の力を利用して歯を動かしています。この痛みを特に痛みを強く感じるのは、ワイヤーの太いとき、治療に慣れていない初期段階です。
処方される痛み止めで対応できますが、どうしても耐えられない場合は医師に相談するのも1つの手段です。

関連記事:歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴と治療を短期化させる4つの方法

装置が当たる痛み

装置が当たる痛みもあります。これは装置が正しく設置できていない、ワイヤーの長さが適切でないことが原因で起こります。痛みを感じたら担当医に相談しましょう。装置に問題がないか、確認をしてくれます。また、マウスピース矯正であっても装置が当たる痛みはあります。違和感が続くようであれば、歯科医に相談してください。

咀嚼する際の痛み

続いては咀嚼するときの痛みです。しゃべっていたり、日常生活を送ったりする分には痛みを感じないものの、食事のときだけ痛みを感じます。痛みが強いときは、お肉や野菜など、固いものを食べるのが難しくなります。歯が痛いと感じるときは、柔らかいものを食べましょう。ヨーグルトやゼリーなどがおすすめです。

矯正中の歯の痛みはいつまで?

矯正中の歯の痛みの感じ方には個人差がありますが、ずっと続くわけではありません。痛みを感じやすいのは、調整日の翌日から3日後ほどです。1週間も経てば、痛みは気にならなくなります。しかし、稀に2週間経過しても痛みを感じるケースがあります。この場合は、装置に問題が考えられますので、担当医に相談してください。
装置に問題がなければ、基本的に痛みが長引くことはありません。仮に痛みを感じたとしても、徐々に慣れていきます。

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矯正中の痛みを和らげる方法

矯正中の痛みは慣れていくものですが、中には痛すぎて困っている方もいるでしょう。その場合は、痛みを和らげる以下の対処法を試してみてください。

  • ・冷やす
  • ・鎮静剤を飲む
  • ・柔らかいものを食べる
  • ・矯正用ワックスを利用する
  • ・いったん装置を外す
  • ・マウスピースをやすりで削る
  • ・歯科医院に相談して調節してもらう

 

それぞれの方法を詳しく解説します。

冷やす

痛みが生じる場合は炎症が起きている証拠ですので、冷やすのが効果的です。保冷剤や氷などで、痛い部分を冷やしてください。ただし、冷やしすぎると矯正力が薄れてしまいますので、短時間にしてください。

鎮静剤を飲む

どうしても耐えられないほどの痛みが続く場合は鎮静剤を飲みましょう。ただし、軽い痛みで鎮静剤を服用しないようにしてください。鎮静剤には歯の組織の炎症を抑え、歯の動きが鈍る恐れがあるためです。
どうしても痛いときだけ、服用するようにしてください。

柔らかいものを食べる

柔らかいものを食べるのも効果的です。
歯に痛みがあると力が入らず、食べ物を噛み切れないことがあります。そのため、お肉や野菜を食べるのは難しくなります。しかし、ヨーグルトやゼリー状のものであれば噛み切る必要がありません。
ただし、柔らかいものばかり食べていると顎の筋肉が衰えていきます。そのため、痛みが収まったら通常の食事に戻してください。

矯正用ワックスを利用する

歯列矯正の最初の段階で矯正用のワックスを貰えるはずですので、それを使用してください。矯正用のワックスは、歯茎を矯正装置から守る役割があります。ワイヤーが歯茎に刺さるときも、効果的です。ただし、食事をしたり会話したりすると外れる可能性が高いため、注意してください。

いったん装置を外す

最終手段になりますが、一旦装置を外す方法もあります。そもそも、どうしても痛みが引かない場合は、口腔内に問題があるかもしれません。
ただし、措置を外すのにもつけるのにも、追加料金がかかることがあります。担当医に相談して、歯や矯正装置に問題がないか確認してもらいましょう。

マウスピースをやすりで削る

マウスピース矯正をしている方は、マウスピースの気になる部分をやすりで削る方法があります。ただし、本来であれば、通院している歯科医院に相談して削ってもらうのが理想です。それが難しい場合は、気になる箇所を少しだけ削ってください。削りすぎると装置が壊れる可能性があるためです。
とはいえ、基本的にマウスピースで痛みが出ることはあまりありません。もしも痛みを感じたら、担当医に相談してください。

歯科医院に相談して調節してもらう

調整日から時間が経っても痛い場合は矯正装置に問題がある可能性がありますので、歯科医院に相談して調整してもらいましょう。
気になる部分を伝え、問題がないか確認してもらってください。

関連記事:インビザラインで後悔する5つの原因に対処する方法と注意点

インビザラインはワイヤー矯正より痛みが少ない?

結論から述べると、インビサラインはワイヤー矯正よりも痛みが少ないといわれています。痛みが少ない理由としては、マウスピースで細かく歯を動かしていくためです。さらにワイヤー矯正のように歯茎に装置が刺さることもなく、快適に治療ができます。ただし、多少の痛みはあることは覚えておきましょう。

関連記事:インビザライン矯正とは?メリットとデメリット・費用相場を解説

歯列矯正の痛みはずっと続くわけではない

本記事では歯列矯正の痛みがどのくらいなのか、痛みの原因や対処方法などについて解説しました。歯列矯正で多くの人が痛みを感じるのは事実です。しかし、痛みが何週間も長引いたり、耐えられなかったりするほどではありません。仮に痛いとしても、1年以上の治療期間と長期であるため、多くの人は次第に慣れていきます。
ただし、どうしても耐えられない痛みが出たり、長引いたりする場合は、装置、もしくは口の中に問題が考えられます。担当医に早めに相談してください。

船堀の矯正歯科・船堀ガーデン歯科 矯正歯科では歯列矯正において、さまざまな症例に対応しています。
保険適用となる場合も、ならない場合も、カウンセリングやコンサルティングで適切な治療をご提案します。
歯列矯正治療をお考えなら、ぜひカウンセリングへとお越しください。


この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。