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インビザラインをしたらどのくらいの頻度で通院するの?

インビザライン矯正中は、定期的な通院が必要です。通院するにあたって時間や費用がかかるため、インビザライン矯正中にどのぐらいの頻度で通院すればいいのか気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、インビザライン矯正中の通院頻度や治療を長引かせないためのポイントをお伝えします。

インビザラインとは

インビザラインとは、アライナーと呼ばれる透明のマウスピースを使用する歯列矯正のことです。最も一般的に行われるワイヤー矯正とは異なり取り外しができるため、快適に食事や歯磨きができたり、矯正が目立ちにくかったりとさまざまなメリットがあります。

インビザラインの治療期間は、年齢や矯正する範囲によって異なります。たとえば、成人が治療する場合の期間は、全体矯正なら2年~3年、部分矯正なら1年以内です。子どもが治療する場合は成人よりも短期間で治療が完了する場合が多く、全体矯正でも2年以内に終了することが多いでしょう。

また、インビザラインにかかる費用も矯正する範囲によって大きく異なります。全体矯正はすべての歯を矯正するため、70万~120万円かかる一方で、部分矯正は全体矯正よりも安く20万~65万ほどです。
なお、インビザラインは基本的に保険適用外ですが、特定の条件を満たせば保険適用となることもあります。またかみ合わせを整えるために歯列矯正をするのであれば、医療費控除の適用対象となります。できるだけ負担を軽くしたい方は、歯科医へ相談しましょう。

関連記事:インビザライン矯正とは?メリットとデメリット・費用相場を解説

インビザライン矯正中の通院頻度は?

インビザラインはアライナー(マウスピース)を自身で交換できたり、ワイヤー矯正のように歯科医師による調整が不要だったりするため、通院頻度は少ない傾向にあります。
ここからはインビザライン矯正中の通院頻度について解説します。

関連記事:インビザラインの治療期間はどのくらい?短縮するための5つの方法

初期段階は1か月に1回の通院

インビザライン矯正の開始直後は、1か月に1回の通院が必要です。
インビザライン矯正中は、食事や歯磨きをする前に自身でアライナーを外し、終わったあとに再度装着します。そのため、慣れないうちは正しくアライナーを着脱できているか確認してもらう必要があります。
またインビザラインを始めて、歯にトラブルが起きている場合もあるでしょう。治療によってトラブルが起きていないかを検査し、生活をするうえで困っていることはないかを確認します。

慣れてきたら2か月に1回の頻度へ

アライナーの着脱が問題なくできるようになり、インビザラインの治療に慣れてきたら2か月に1回程度の通院へと変更になります。1か月に1回の通院が必要とされているワイヤー矯正と比べると、インビザライン矯正は通院頻度が少なくて済むのが特徴です。
治療のはじめに歯の動きをシミュレーションしていくつかのアライナーをまとめて作成し、自身で交換します。そのため、歯科での調整が必要となるワイヤー矯正に比べて通院頻度が少なく済むのです。

インビザラインでの通院で何をしているのか?

インビザライン矯正中の通院では、アライナーの着脱操作の確認や歯のトラブルの有無のほか、治療がうまくいくようにさまざまな確認を行います。
歯科医がインビザラインの通院中に行うことを解説します。

歯列の確認

インビザラインの通院の主な目的は、歯列が正しく矯正されているかを確認することです。
アライナーの装着時間が短かったり、正しくアライナーを装着できていなかったりすると、シミュレーションどおりに歯列が矯正されないことがあります。
そこで歯列を確認して、シミュレーションどおりに歯が移動していない場合には、アライナーの装着時間や着脱操作を確認し、治療がうまくいくようにアドバイスします。
シミュレーションどおりに治療できていないと、治療期間が長引いたり、思った通りの歯列にならなかったりするため、定期的に通院いただくことが大切です。

虫歯や歯周病の有無確認

インビザラインの通院では、虫歯や歯周病の有無もあわせて確認します。
アライナーを装着していると唾液が口の中全体に行き届かないため、虫歯や歯周病の原因菌が発生しやすくなります。
そのためインビザラインの治療中に虫歯や歯周病にかかってしまうことも。虫歯や歯周病にかかると、インビザラインの治療を中断しなければなりません。
アライナー装着中は虫歯や歯周病に気づきにくいため、定期的に通院時にチェックしてもらいましょう。

アライナーの点検や交換

アライナーが現在の歯の状況に合わせて装着されるかを確認します。とくに歯が動いてアライナーがうまくはまらなくなったときには、アライナーを作り直すこともあるでしょう。
またアライナーを外れにくくするためにセットしているアタッチメントが外れたり、アライナーとずれていたりしていないかを確認します。歯の動きが複雑な場合にはアタッチメントの場所を微調整することもあります。

関連記事:インビザラインも医療控除の適用対象?いくら還付される?

インビザライン矯正中の通院を忘れてしまったら?

先述したとおりインビザライン矯正中には、治療がうまくいくように通院時にさまざまな確認や治療を行います。通院をせずにいると、理想の歯列にならなかったり、虫歯や歯周病が進行してしまったりする可能性があります。
通院を忘れてしまった場合にはすぐに歯医者へ連絡し、近い日程で受診できるように日程調整をお願いしましょう。
とはいっても、学校や仕事があるとすぐに受診できない場合もあるでしょう。近日中に歯医者へ行けないときは、口の中の状況に十分注意を払っておき、異常があればすぐに歯医者へ連絡してください。

インビザライン矯正をスムーズに行うには?

治療が長引くと余計に時間や費用がかかるため、できるだけスムーズに治療をしたいところ。インビザライン矯正の治療期間を長引かせずに、スムーズに治療を行うためのポイントをお伝えします。

歯科医師の指示通りにアライナー交換をしっかり行う

アライナーは治療開始の初期にまとめて渡され、自身で定期的に交換する必要があります。アライナーの交換時期を誤ってしまうとシミュレーションどおりの治療ができずに、治療が長引くことがあるためアライナーの交換時期をしっかり把握しておきましょう。
通常1週間は同じアライナーを使い続けて、次のアライナーに交換します。歯科医から交換時期について指示が出ているようなら、その指示に従ってアライナーを交換してください。

通院頻度を守る

通院では歯列の確認や虫歯・歯周病の有無など、治療をスムーズに進めるための確認や検査を行います。治療中にトラブルがあっても、通院頻度を守ることで早期対応ができ、治療期間を長引かせずに済むケースもあります。自身では気づかないトラブルが起きていても歯医者の検査で発見できることがあるため、指示された通院頻度は守りましょう。

虫歯や歯周病にならないよう歯の管理をする

虫歯や歯周病にかかると、インビザライン矯正の治療を中断することがあります。そうするとインビザラインの治療が長引いてしまうため、虫歯や歯周病にならないように日ごろの管理が大切です。インビザライン矯正中は虫歯や歯周病になりやすいため、いつも以上に丁寧な歯磨きを心掛け口の中を清潔に保ちましょう。

自己管理をする

インビザライン矯正をスムーズに行うために最も大切なのは、アライナーの装着時間を守ることです。アライナーの装着中に歯列が矯正されるため、アライナーの装着時間が短いと治療が長引いてしまいます。一般的に推奨される装着時間は1日22時間とされています。装着忘れがないように注意し、食事や歯磨きをする時間以外は必ずアライナーを装着しておきましょう。
また矯正中に違和感があれば、すぐに歯医者へ相談し検査や治療を受けるようにしてください。

アライナーの管理をしっかり行おう

アライナーは通常1週間程度つづけて使用するため、口の中を清潔に保つために適切な管理を行う必要があります。
ここからはアライナーの洗浄頻度や洗浄方法について解説します。

洗浄頻度・方法

アライナーを取り外したときには、水洗いをして清潔に保ちましょう。少なくとも1日に1回はブラシを使って丁寧に洗浄してください。
またアライナー専用の洗浄剤を使えば、除菌効果を期待できます。洗浄剤を使っての洗浄は週に2回程度を目安に実施してください。

通院頻度を守り、スムーズに治療しよう

インビザライン矯正は、ワイヤー矯正に比べて通院頻度が少ないのが特徴です。治療開始直後は1か月に1回程度で通院が必要となるものの、慣れてきたら2か月に1回の通院で済むようになるでしょう。スムーズに治療を行うためには、装着時間を十分に確保するなど医師の指示を守ることが大切です。

船堀の矯正歯科・船堀ガーデン歯科 矯正歯科では、インビザライン矯正をはじめ、さまざまな矯正治療に対応しています。
子どもから大人まで幅広く治療を行えますので、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。


この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。