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ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの5つの違い

同じホワイトニングであっても、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、さまざまな違いがあります。両者の特徴を理解したうえで、目的に合った方法を選ぶことが大切です。

ここでは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いや、それぞれの適した人の特徴、両者の特長を併せ持つ方法などを解説します。自分に合っている施術方法をお探しの方は参考にしてください。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは何が違うのか

2つの方法の概要は次の通りです。

種類 概要
ホームホワイトニング 歯科医師の指示に従い、マウスピースと専用の薬剤を用いて自宅で漂白処置を行う
オフィスホワイトニング 歯科医院で歯科医師などが漂白処置を行う

 

ここでは、5つの切り口で両者の違いを解説します。

違い①使用する薬剤

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングでは使用する薬剤が異なります。両者が使用する薬剤は次の通りです。

種類 使用する薬剤
ホームホワイトニング 過酸化尿素を主成分とする漂白剤
オフィスホワイトニング 過酸化水素を主成分とする漂白剤

 

過酸化尿素を含む漂白剤をマウスピースに注入し、口に装着すると、低濃度の過酸化水素が発生します。過酸化水素は、漂白作用がある成分です。ここまでの説明でわかる通り、歯科医師などが施術を行うオフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤を使用します。この点が大きな違いです。

違い②施術時間

ホームホワイトニングの施術時間は、1回につき約2時間です。施術期間中は、薬剤入りのマウスピースを、毎日2時間程度、装着します。装着時間が短いと、十分な効果を得にくくなるため注意が必要です。オフィスホワイトニングの施術時間は1回あたり1時間程度です。具体的には、歯科医師などが漂白剤を歯に塗布して特殊な光を照射します。両者を比較すると、1回あたりの施術時間はオフィスホワイトニングのほうが短いといえます。

違い③費用

いずれを選んでも費用は全額自己負担です。ただし、両者の相場は異なります。ホームホワイトニングの相場は、15,000円~40,000円程度です。この金額には、マウスピース代と薬剤代が含まれています。薬剤は、1本3,000円~10,000円程度で追加購入できることがあります。オフィスホワイトニングの相場は20,000~50,000円程度です。ただし、具体的な費用は歯科医院、施術内容などで異なります。事前に詳細を確認したうえで、施術を受けることが大切です。

違い④効果を実感できるまでの期間

歯が白くなったと感じられるタイミングにも違いがあります。ホームホワイトニングでは、マウスピースの装着開始から約2週間で効果を実感でき、1日2時間のマウスピース装着を2週間続けることで、基本的に効果を実感できます。これに対して、オフィスホワイトニングは、初回の施術で歯が白くなったと感じられることがあります。過酸化水素の濃度が高い漂白剤を使用するためです。即効性を期待できる施術といえるでしょう。ただし、効果を実感できるタイミングは、歯の状態などで異なります。以上の期間は、あくまでも目安です。

違い⑤効果の持続期間

白い歯が持続する期間にも違いがあります。ホームホワイトニングの目安は6カ月~12カ月程度、オフィスホワイトニングの目安は3カ月~6カ月程度です。前者が長持ちする理由は、歯の表面にあるエナメル質だけでなく、その下にある象牙質まで働きかけるためです。後者は、エナメル質だけに働きかけます。したがって、再石灰化でエナメル質が元の状態に戻ると、黄色っぽい象牙質が透けて見えてしまいます。ホームホワイトニングは、持続性に優れる方法といえるでしょう。

関連記事:種類別に見るホワイトニングの値段の相場を詳しく解説!

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングのどちらを選べばよい?

続いて、それぞれの方法が向いている方の特徴を紹介します。

ホームホワイトニングがおすすめの方

歯の白さをキープしたい方

ホームホワイトニングは、歯の白さをできるだけ長くキープしたい方に向いています。薬剤をじっくり浸透させて、象牙質まで働きかけるためです。この特徴から、後戻りしにくいと考えられています。マイルドな作用で自然な白さに仕上がる点もポイントです。なお、オフィスホワイトニングでも、白さを維持できます。黄ばみなどが目立ち始めたころに、もう一度、ホワイトニングを行えば白い歯を保てます。

歯並びが良くない方

歯並びに関係なく、原則としてホワイトニングは可能です。口の型をとってマウスピースを制作するため、ホームホワイトニングは歯並びが良くない方に向いていると考えられています。薬剤をまんべんなく塗布できる可能性があるためです。もちろん、オフィスホワイトニングも問題なく行えます。ただし、仕上がりにムラが生じる可能性があるため注意が必要です。歯並びが良くないと、薬剤をうまく塗布できない恐れや光をうまく照射できない恐れがあります。ただし、歯並びが施術の妨げになることはほとんどありません。具体的な判断は、歯科医院でご確認ください。

オフィスホワイトニングがおすすめの方

白い歯を早く手に入れたい方

短期間で歯を白くしたい方には、オフィスホワイトニングが適しています。過酸化水素を主成分とする薬剤を使用するためです。1回目の施術から、変化を実感できる可能性があります。ただし、漂白効果には個人差があり、施術ごとに結果が異なることがあります。すべてのケースで、1回目の施術から満足できる状態に仕上がるわけではありません。希望する状態になるまで、複数回の施術を必要とすることもあります。施術を受ける前に、見通しを確かめておくことが大切です。

虫歯や歯周病などの治療も必要な方

虫歯がある方や歯周病を患っている方は、原則としてホワイトニングを行えません。知覚過敏で歯が痛くなったり、歯茎の炎症がひどくなったりする恐れがあるためです。基本的にはこれらの治療が優先されます。ただし、結婚式を控えているなど、ホワイトニングの目的によっては、優先順位を変えなければならないこともあります。このようなケースで検討できるのがオフィスホワイトニングです。虫歯、歯周病になっている箇所を避けて施術を行える可能性があります。具体的な対応は歯科医院で異なるため確認が必要です。

関連記事:ホワイトニングは医療費控除の対象になる?費用を抑える方法も紹介

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを掛け合わせたホワイトニング

施術方法の選択で悩む場合は、デュアルホワイトニングを検討するとよいかもしれません。デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングを行ってからホームホワイトニングを行う方法です。期待できる効果と費用を紹介します。

デュアルホワイトニングの効果

デュアルホワイトニングでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併行して行います。基本的なイメージは以下の通りです。

1回目(歯科医院での施術) オフィスホワイトニング
自宅での取り組み ホームホワイトニング
2回目(歯科医院での施術) オフィスホワイトニング
自宅での取り組み ホームホワイトニング
以降、繰り返し

 

両者を組み合わせるため、即効性だけでなく持続性も期待できます。

デュアルホワイトニングにかかる費用

ただし、費用は他の方法に比べて割高です。2つの方法を組み合わせて行うためといえます。他の方法と同じく、公的保険は適用できません。費用は全額自己負担となります。費用相場は、60,000円~80,000円程度といえるでしょう。具体的な費用は、歯科医院や施術内容で異なります。詳細を確かめてから、申し込むことが大切です。

関連記事:ホワイトニングによる知覚過敏の原因とは?対処法も紹介

ホワイトニングの種類に限らず治療を避けたほうがよいケース

ホワイトニングを避けたほうがよい方もいます。以下の方は、治療を受ける前に歯科医院で相談してください。

アレルギーをもっている場合

光線アレルギーのある方は、施術時の光に反応する恐れがあるため、オフィスホワイトニングを受けられません。光線アレルギーは、日光にあたると肌にかゆみや赤みなどの症状が現れる病気です。光を使用しないホームホワイトニングなら、施術が可能です。

無カタラーゼ症を患っている場合

無カタラーゼ症は、カタラーゼという酵素をつくれない病気です。カタラーゼは、過酸化水素の分解に関わります。したがって、無カタラーゼ症の方がホワイトニングを受けると、過酸化水素が体内に蓄積し、進行性口腔壊死などの病気を引き起こす恐れがあります。以上のリスクがあるため、無カタラーゼ症を患っている方は施術を受けられません。

妊娠している場合

妊娠中の方も、ホワイトニングを避けるほうがよいと考えられています。母体に悪影響を及ぼす報告はありませんが、その安全性を保証できないためです。万が一に備えた対応といえます。授乳中の場合も、基本的な考え方は同じです。授乳期を終えてから、施術を検討できます。

関連記事:ホワイトニングなら歯医者の方がいいと言われる理由について

違いを踏まえてホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを選択しましょう

ここでは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いを解説しました。両者には、使用する薬剤、施術時間、費用などの違いがあります。ホームホワイトニングは効果の持続期間、オフィスホワイトニングは効果が現れるまでのスピードに優れます。両者の違いを理解してから、目的などにあわせて選択することが大切です。当院では、これらの方法を含めて4種類のホワイトニングを用意しています(1つはジェットクリーニング)。特徴や費用などをもとに、最適な方法をご選択いただけます。歯を白くしたい方は、江戸川区にある船堀ガーデン歯科・矯正歯科のホワイトニングへご相談ください。

この記事を監修した人

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船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。