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ホワイトニング後に控えたい食事と白さをキープするポイント

ホワイトニングをすると歯の白さがよみがえります。

しかし、白い歯をキープするには、口にする食事に気を付けなければなりません。

そこでこの記事では、ホワイトニング直後に控えたい食べ物や飲み物について解説していきます。また、効果をキープするポイントもあわせてお伝えします。

ホワイトニング後すぐに食事をとってもよい?

結論から言うと、ホワイトニング後の食事をとることに明確な制限はありません。しかし、その効果を最大限得るためには、最低でも30分は避けるのが好ましいとされています。

というのも、歯の表面はペリクルという薄い膜で覆われています。ペリクルとは歯を外部の刺激から守る薄い膜のことで、ホワイトニングをすると、このペリクルが一時的にはがれ、歯のエナメル質が露出してしまいます。この状態になると、食事の影響で歯が着色してしまう恐れがあるのです。

とくに、注意したいのが歯科医院でおこなうオフィスホワイトニング後です。サロンでのセルフホワイトニングや、自宅でのホームホワイトニングと比べると濃い濃度の薬剤を使用するため、ペリクルが剥がれやすくなります。個人差はありますが、ペリクルが再生するのに24~48時間かかると言われているため、最低でも24時間は着色の恐れのある食べものや飲み物は避けた方がよいでしょう。

ホワイトニング後の食事に気をつけるべき理由

ホワイトニングは、薬剤や光の照射によって、着色汚れを溶かすため一時的ではあるものの、歯が刺激を受けやすい状態となっています。

その理由を具体的に見ていきましょう。

歯が乾燥しているため

ホワイトニングに限らず、歯医者で治療や治療メンテナンスを受けた際に「30分は飲食を避けてくださいね」といわれた経験を持つ方は多いでしょう。

ホワイトニングをはじめとした口腔内のメンテナンスや歯の治療では、口を開けた状態が長く続くため、歯の表面が乾燥するのは必然です。

また、使用する薬剤によって乾燥しやすくなっています。

歯の表面が乾燥していると、さまざまなものを吸収してしまい、歯の深部にまで浸透してしまいます。歯を白くするためにホワイトニングを受けたはずが、結果的に歯の着色が落ちにくくなってしまうというリスクがあるため、施術後は食事に気を配る必要があるのです。

歯を守る膜が再生できていないため

先ほどもお伝えしたように、ホワイトニング後はペリクルという歯をコーティングする膜が剥がれてしまいます。ペリクルが剥がれた状態だと、さまざまな刺激から歯を守ることができません。食べ物や飲み物の色が付きやすく、知覚過敏も起きやすいなど、多くのリスクが生じます。

個人差がありますが、ペリクルが再生するまでに24~48時間かかると言われています。この期間は、着色しやすい食べ物や飲み物を避けておくとよいでしょう。

ホワイトニング後には避けておきたい食べ物

ここからはホワイトニング後に、できるだけ避けておいた方がよい食べ物や飲み物を紹介していきます。

歯の着色の原因の多くは、食べ物によるものです。白い色の食べ物や透明の飲み物であれば影響がないのではと思いがちですが、成分によっては着色の原因になるものもあります。

ホワイトニング後、できれば新たな着色は避けたいものです。着色の原因について正しく理解しておきましょう。

色の濃い飲食物

まず、ホワイトニング直後は、色が濃い食べ物や飲み物は控えましょう

・カレー

・チョコレート

・ブルーベリー

・ラズベリー

・みそ/ソース/しょう油/ケチャップなどの調味料

・緑茶

・ココア

・コーヒー

「白い服につくと落ちにくいもの」と考えるとよいでしょう。

酸性の飲食物

酸性の飲食物は、酸によって歯が溶けてしまいます。ホワイトニングによってペリクルが剥がれている歯の表面に、さらにダメージを与えてしまうため、着色もしやすくなります。

・酢を使った料理

・マスタード

・柑橘系の果物

・ワイン

・ジュース

・炭酸飲料

ホワイトニング直後は、上記のような、刺激の強い食べ物や飲み物は避けましょう

イソフラボンが含まれる大豆製品

イソフラボンを含む大豆製品は、健康に良いとされ、その色味からも歯の着色とは無縁と思う方も多いでしょう。しかし、イソフラボンはポリフェノールの一種で、実は歯の黄ばみの原因となるステインを作る要因の一つなのです。

・豆腐

・納豆

・豆乳

白くても歯の着色の原因になることがあるため、色味だけでなく成分などもしっかり確認しておきましょう。

ホワイトニング後に色の濃いものを食べてしまったときの対処法

ホワイトニング直後に色の濃いものを食べたからといって、すぐに着色してしまうわけではありません。しかし、着色しやすい環境であるため、歯に付いた汚れをできるだけはやく落とす必要があります。

可能であれば、食後すぐに歯を磨きましょう。その際、着色を除去する歯磨き粉を使うと効果的です。研磨剤入りの歯磨き粉は、ペリクルが剥がれ敏感になっている歯を傷つけ、余計に汚れが落ちにくく、付きやすくなるため使用は控えましょう。

出先などで歯磨きが難しいという場合は、水で口をゆすぐだけでも構いません。歯についた汚れを流す効果が期待できます。

食事以外にもホワイトニング後に気をつけるべきことはある?

食事以外で歯の着色の原因となる大きな要因が喫煙です。

タバコに含まれるタールやニコチンは、喫煙所の壁や天井が黄ばむのと同じように、歯の黄ばみを引き起こしやすいです。ホワイトニングの効果を維持するためにも、喫煙はできるだけ控えたほうがよいとされています。どうしても禁煙が難しい場合は、ホワイトニング直後の24時間は我慢するよう心がけましょう。

また、「煙の少ない加熱式タバコなら着色しないのでは?」と思うかもしれません。確かに紙タバコに比べるとタールの量は少ないですが、ニコチンの量には大きな差がありません。したがって、紙タバコほどではありませんが、加熱式たばこでもニコチンによって歯が黄ばむリスクがあることを覚えておきましょう。

ホワイトニング後に食べてもよいもの

ホワイトニング後、着色をあまり気にすることなく食べられるものは、色が薄い食べ物や調味料を使った料理です。白米や白身魚、大根などが挙げられます。

先述の「食べてはいけないもの」とは反対で、「白い服についても色が付きにくい物」と考えるとよいでしょう。

しかし、色だけで判断できないものもあるため、注意が必要です。

たとえば、豆腐にはポリフェノールの一種である、イソフラボンが含まれており、歯の着色を助長するステインが作られます。また、白ワインは酸が強く、エナメル質を溶かしてしまうため、歯が傷つき着色しやすい状態になってしまいます。

このように色が薄いからといって、一概に着色しにくいというわけではないため、食べ物や飲み物の成分なども確認しておくことが大切です。

ホワイトニング後の白い歯を守るポイント

ホワイトニングをして歯が白くなっても、施術前と同じ習慣を続けていると色戻りしてしまいます。せっかく白くなった歯をできるだけキープするために、以下の5つのポイントを意識するとよいでしょう。

ポイント①食前・食事中に水を飲む

食前・食中・食後は水を飲むだけでも乾燥を防いだり、汚れを落とせたりするため、意識的に水を飲むようにしましょう。歯が乾燥していると、いろんなものを吸収してしまうため、着色しやすいです。食事の前は水を飲み、乾燥を防ぎましょう。食事中もこまめに水を飲むと、食べたものが歯にとどまって、着色してしまうのを防げます。

ポイント②ストローを使用する

ホワイトニング後でも、コーヒーや紅茶、コーラなど着色しやすい飲み物を飲む際は、ストローを使うと飲み物が歯に触れにくくなります

コップでは飲み物を歯に触れないように飲むことは難しいです。その点、ストローは喉の方に直接流し込めるので、歯に飲み物が付きにくく着色を防ぐ効果が期待できるでしょう。

ポイント③食後は必ず歯を磨く

毎食後、歯を磨くのは基本中の基本です。ブラッシングでしっかり歯に付いた汚れを落とすことが大切だからです。もし、急な食事会などで歯を磨くことが難しい場合は、食後水でしっかりとうがいをしましょう。

ポイント④ホワイトニング歯磨き粉を使う

歯ブラシでブラッシングする際、ホワイトニング後の歯に適した歯磨き粉を使うとより効果的です。着色を落とし、歯をコーティングする成分が含まれているものを使うとよいでしょう。たとえば、ポリリン酸ナトリウム配合の歯磨き粉は、着色汚れを落とす効果があるため、歯の白さをキープするのに役立ちます。

ポイント⑤定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

自分でしっかり歯を磨いているつもりでも、歯と歯の隙間や根元は汚れが残りやすいものです。白い歯を保つためには汚れが落ちにくくなる前に、クリーニングを受けることが大切です。ちょっとした着色汚れを放置すると、色戻りしやすくなるため定期的に歯医者に通いましょう

ホワイトニング後、最低でも24時間は食事に注意が必要!

今回は、ホワイトニング後に避けたい食事や、白さをキープするポイントを中心に解説しました。

ホワイトニング直後は、歯が食べ物の色を吸収しやすく、色戻りしやすい状態です。

施術後1日~2日は、色の濃いものや着色しやすい成分を含んだ飲食物は避けましょう

船堀ガーデン歯科・矯正歯科では、4種類のホワイトニングから費用や効果から最適なホワイトイングをご提案します。船堀でホワイトニングができる歯科をお探しの方は、ぜひ船堀ガーデン歯科・矯正歯科のホワイトニングをご検討ください。

この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。