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大人の歯列矯正は遅くない!治療のメリット・デメリット、種類などを紹介

大人の歯列矯正は、年齢を問わず始めることができる効果的な治療法です。多くの人が子どもの時に行うものと考えがちですが、実際には大人になってからでも遅くはありません。歯と周辺組織の健康が維持されている限り、いつでも治療を開始することが可能です。
この記事では、大人の歯列矯正のメリットとデメリット、さまざまな種類の矯正方法について詳しく解説します。

 

 

大人の歯列矯正は今からでも遅くない!

歯列矯正は、一般的に子どものうちに行うイメージが強いかもしれません。しかし、実は大人になってからでも遅くはありません。なぜなら、歯列矯正の効果は年齢に依存するものではなく、歯や周辺組織の健康状態が重要だからです。
大人の歯列矯正を始める最適なタイミングは「いつでも」です。歯や歯周組織が健康であれば、矯正治療はいつでもできます。成人後でも歯列矯正を行うことによって、見た目が改善されるだけでなく、噛み合わせの問題が解決し、結果的に口内環境も良好になるため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
また、矯正治療は計画的に進めることができるため、大人になってから始めた場合でも、自分のライフスタイルや仕事、社会生活と調和させやすいのが特長です。治療計画を事前にしっかりと立て、期間や経済的な面も考慮しながら、無理なく治療を進めることが可能です。

矯正治療を受けるのに「最良のタイミング」は存在しません。むしろ、「いつまでに治療を完了したいか」を明確にすることが、大人の歯列矯正では重要です。そのためには、まずは歯科医師と相談し、診断を受けて自分の口内状態を把握し、適切な治療計画を立てることから始めましょう。

 

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大人の歯列矯正のメリット

歯列矯正は、多くの大人が避けがちな治療ですが、実は始めることで得られるメリットは計り知れません。見た目の美しさはもちろん、健康面でも多くのメリットがあります。
ここでは、大人の歯列矯正がもたらす具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット1:見た目のコンプレックスが改善される

歯列矯正を行うことで、見た目のコンプレックスが大きく改善されるのは、多くの大人にとって重要なメリットです。不揃いな歯並びや目立つ歯の問題が解消されることにより、自信を持って笑うことができるようになるでしょう。これは、社交的な場面での自己表現やコミュニケーションの質を向上させるために有効です。
とくに、ビジネスの場や日常生活の中で、人は第一印象を重視します。矯正治療を通じて改善された歯並びは、外見に自信を持てるようになり、自己肯定感の向上にもつながります。

また、歯列矯正は外見だけでなく、心理的な面においても大きな変化をもたらし、人との対話時に自信を持って積極的に参加できるようになるため、人間関係やキャリアにおいてプラスの影響を及ぼす可能性が高いです。
さらに、見た目の改善はただコンプレックスを消すだけでなく、人との関わりをより豊かなものに変えられます。笑顔が自然と増えることで、周囲の人との関係も良いものになり、日々の生活がより楽しいものに変わるでしょう。

メリット2:虫歯や歯周病の予防になる

歯並びが整っていないと、歯と歯の間に隙間ができ、歯ブラシが届きにくい場所が増えます。この結果、プラークが蓄積しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯列矯正によって歯がきれいに並ぶことで、これらの口腔内の問題を大幅に減少させることが可能です。具体的には、歯並びが改善されると、歯ブラシやデンタルフロスが隅々まで届きやすくなり、歯垢を効果的に除去できます。これにより、虫歯の原因となる細菌の蓄積を防ぎ、歯周病の発症を抑制することが可能です。

さらに、整った歯並びは、食べ物のかみ砕き効率を向上させるため、食べ物の粒子が歯間に挟まりにくくなり、虫歯や歯周病予防に役立ちます。このほか、歯並びが良いと口を閉じやすくなるため、唾液の流れが改善され、口内環境が健康に保たれます。唾液は自然の洗浄液とも言われ、口内の細菌を洗い流し、酸の中和にも関係している重要な存在です。
したがって、歯列矯正は見た目を美しくするだけでなく、虫歯や歯周病から口内を守るための重要な手段となるのです。

メリット3:顎関節症や頭痛、肩こりの解消につながる可能性がある

顎関節症や頭痛、肩こりは、噛み合わせの悪さから生じることがあります。歯並びが悪いと、噛み合わせのバランスが崩れ、顎や首周りの筋肉に無理な力がかかります。これが、継続的な痛みや不調の原因です。
しかし、大人の歯列矯正により歯並びを整えることで、これらの症状が軽減される可能性があります。矯正治療を受けることで、噛み合わせが改善されると、筋肉への過剰な負担が解消され、顎関節症や関連する頭痛、肩こりが改善されることが期待できます。

メリット4:治療スケジュールが立てやすい

大人の歯列矯正は、治療スケジュールを予測しやすいという大きなメリットがあります。顎の成長が完了しているため、治療計画を立てやすく、予定通りに進めやすいです。治療開始から終了までの期間を事前に計画しやすく、ライフスタイルや仕事への影響を最小限に抑えられます。
さらに、治療スケジュールが予測しやすいことで、治療費用の管理もしやすいです。不意の延長や追加治療が少なく、経済的な負担も事前に見積もることが可能です。

リスクもある大人の歯列矯正のデメリット

大人の歯列矯正は多くのメリットがありますが、それに伴ういくつかのデメリットも理解しておく必要があります。これらを把握し、適切な対策を講じることで、治療をよりスムーズに進めることができるでしょう。

デメリット1:治療中の見た目

大人の歯列矯正を始める際、多くの人が心配するのが治療中の見た目です。表側矯正では、金属のブラケットやワイヤーが目立ち、社会生活や職場での印象に影響を与えることがあります。このような心配から、治療を悩む方も少なくありません。
しかし、技術の進歩により、目立ちにくい矯正方法も多く開発されています。透明なマウスピース矯正や裏側矯正など、ほとんど気づかれない治療オプションが存在します。これらの方法を選択すれば、治療中の見た目による心理的な負担を大幅に軽減できるため、日常生活においても自信を持って過ごすことが可能です。治療を検討している方は、歯科医と相談し、ライフスタイルや仕事の状況に合わせて最適な矯正方法を選びましょう。

デメリット2:治療中の痛みや違和感

大人の歯列矯正において、避けて通れないのが治療中の痛みや違和感です。矯正器具を新たに装着した直後や調整後は、歯が移動する圧力によって一時的な痛みを感じることがあります。また、矯正器具が口内の粘膜に触れることで生じる違和感や刺激も、はじめは避けられない現象です。
しかし、これらの痛みや不快感は一般的に数日で軽減します。現代の矯正技術では、患者様の快適性を高めるために痛みを最小限に抑える工夫がされています。たとえば、マウスピース矯正のように取り外し可能で柔軟性のある素材を使用した矯正方法は、従来の金属ワイヤーと比較して違和感が少なく、日常生活における不便を大幅に減らすことが可能です。治療を検討中の方は、痛みや違和感について事前に歯科医師と相談し、自分の生活スタイルや痛みに対する耐性に合わせた矯正方法を選ぶようにしましょう。

デメリット3:治療中に虫歯や歯周病になりやすい

大人の歯列矯正では、治療中に虫歯や歯周病になりやすいことが大きなリスクとされています。これは、矯正装置が歯と歯の間や歯の表面に密着しているため、ブラシが届きにくい場所が増え、食べかすやプラークが蓄積しやすくなるからです。ワイヤーやブラケットを使用する矯正方法では、これらの装置の隙間が細菌の温床となり得ます。治療中は通常よりも丁寧で詳細なオーラルケアが求められるため、歯科医師から専用のブラシやフロスの使用方法について指導を受けることが一般的です。
また、定期的な歯科診察を受けることで、初期の虫歯や歯周病を早期に発見し、適切な処置を行うことが可能です。矯正治療を検討している方は、これらのリスクを理解し、治療前にしっかりと歯科医師と相談を行い、治療中のオーラルケア計画を確認しておきましょう。

デメリット4:長期的な治療期間

大人の歯列矯正は、長期にわたる治療期間が大きなデメリットです。成人の場合、歯と顎の成長が完了しているため、治療が進む速度が遅くなりがちです。通常、治療には数ヶ月〜数年を要し、患者様の症状や治療法によっては、3〜4年以上の期間が必要なこともあります。この長い治療期間は、定期的な歯科訪問を必要とし、治療の進行を確認し、必要に応じて調整を行います。
長期間にわたる矯正治療は、患者様のライフスタイルや計画に大きな影響を与える可能性もあるかもしれません。治療期間が長引くことで、精神的、経済的な負担も増大します。そのため、治療を始める前には、歯科医師としっかりと相談し、治療期間の見積もりとその間の生活のスケジュールを調整しておきましょう。

歯列矯正の種類

歯列矯正は、見た目の美しさだけでなく、健康的な理由からも選ばれる治療方法です。大人の場合、見た目を気にされる方が多いため、目立ちにくい矯正方法が人気を集めています。ここでは、大人向けの主な歯列矯正の種類とそれぞれの特徴を紹介します。

表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正、またの名をワイヤー矯正とも呼ばれるこの方法は、歯列矯正の中で最も一般的な方法です。金属製のブラケットとワイヤーを使用し、歯を所定の位置に動かすこの技術は、効果の高さから多くの歯並びの問題に適用されます。
治療期間は通常2〜3年で、費用は60〜100万円程度です。この方法の最大のメリットは、費用が比較的低く、広範囲の矯正が可能であることです。しかし、装置が目立つため見た目が気になる方には向きませんし、装置が原因で痛みを感じやすく、食べ物が挟まりやすいため口内衛生が維持しにくい点がデメリットとして挙げられます。

関連記事:インビザライン矯正とワイヤー矯正どっちを選ぶべき?

 

メタル装置

メタル装置(メタルブラケット)は、伝統的な歯列矯正で広く使用される金属製の装置です。この装置は、壊れにくいという大きなメリットがあり、力の強く作用する奥歯に使用されることが多いです。
コスト面でも効率的で、他の多くの矯正方法と比べて費用が低く抑えられるため、広範囲の治療を必要とする方にとっては経済的な選択肢となるでしょう。
ただし、金属が見えるため審美的な面では不利であり、これが矯正をためらう理由となることも少なくありません。

クリア装置・審美装置

クリア装置や審美装置は、通常の金属製ブラケットに代わる透明または歯の色に近い素材で作られています。このため、矯正中でも装置が目立たず、日常生活において見た目の心配が少なくなるのが最大のメリットです。とくに社会人や審美を重視する人に選ばれることが多いです。
治療の効果は従来の金属ブラケットと変わらず、幅広い歯並びの症状に対応できます。
しかし、透明な素材は着色しやすく、耐久性が金属に比べて若干劣るため、定期的なメンテナンスが必要です。それでも、審美性の高さから多くの方に支持されています。

裏側矯正(ワイヤー矯正)

裏側矯正は、ブラケットを歯の裏側に取り付けることで、外から見えない状態で歯列を整える矯正方法です。この技術は見た目を気にする大人や公の場に立つ職業の人におすすめです。歯の表側に比べて装置が目立たないため、治療中であることを周囲に気付かれにくいのが大きなメリットと言えます。
しかし、装置が舌に触れるため、初期は異物感や発音の不明瞭さを感じることがありますが、多くの患者様は時間とともに慣れていきます。
費用は一般的な表側矯正より高く、約100〜150万円が相場です。治療期間は2〜3年程度とされていますが、個人の歯の状態によって前後することがあります。
この方法では、矯正器具が目立ちにくいため社会生活に影響が少ない一方、定期的なメンテナンスが必要であり、専門医の技術も求められます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、見た目に配慮した透明なマウスピースを使用し、歯を目立たずに整える方法です。この技術は見た目を気にする大人に最適で、通常の矯正装置が引き起こす社会的な不安を軽減します。
マウスピースは1日約20時間の装着が必要ですが、食事や歯磨きの際には取り外せるため、衛生的で快適です。治療期間は通常2〜3年程度で、費用は90〜110万円の範囲ですが、症状によってはより長くなることもあります。

インビザライン

インビザラインは、個別に作られる透明なマウスピースを用いることで、歯並びを自然に整えます。社会人におすすめのこの方法は、見た目の影響が少なく、取り外しが可能なため、日常生活にほとんど影響を与えません。
また、インビザラインは痛みが少なく、装置の違和感も低いため、治療を受けやすいというメリットがあります。その反面、治療期間が延びることや、定期的な交換が必要である点は考慮が必要です。

セルフチェックをしてみよう

セルフチェックは、歯列矯正の必要性を自己評価する手段です。この簡単なセルフチェックを通じて、矯正治療が必要かどうかの初期判断を行うことができます。

奥歯を軽く噛んで「イー」の形でチェック

奥歯を軽く噛んで「イー」と発音することで、前歯の配置と咬み合わせの状態を確認できます。この動作を行うことで、上下の歯がどのように重なっているか、また、歯並びが整っているかが視覚的に確認することが可能です。正常な咬み合わせでは、上の前歯が下の前歯をわずかに覆うように配置されています。

Eラインより口元が出ているかチェック

Eラインチェックは、顔の横顔を評価する際に用いるチェック方法です。この線は、鼻の先端から顎の先端を結び、唇がこの線に触れるかどうかを観察します。Eラインから唇が大きく前方に出ている場合、出っ歯の可能性があると考えられます。唇がこの線よりも後退している場合は、受け口の可能性が高いです。

口を開けて歯の数をチェック

口を開けて歯の数を数えるチェックは、全ての歯が適切に生えているか、または過剰な歯がないかを確認します。このセルフチェックを通じて、歯の欠損や余分な歯がないかを確認でき、必要に応じてさらなる診断を受けるようにしましょう。

美しさと健康のための大人の歯列矯正

大人の歯列矯正は見た目の美しさだけでなく、健康的なメリットも多岐にわたります矯正治療は見た目のコンプレックスを解消し、虫歯や歯周病を防ぎ、顎関節症や関連する不快感を軽減する可能性があります。
また、計画的に治療を進めることができるため、生活における計画も立てやすいです。治療方法には多様なオプションがあり、透明なマウスピースから目立たない裏側矯正まで、それぞれのライフスタイルやニーズに合わせた選択が可能です。
治療を検討している方は、矯正前にしっかりとした相談を行い、適切な計画を立てることが重要です。歯列矯正は、健康で自信に満ちた笑顔を取り戻すための有効な手段です。

船堀の矯正歯科なら船堀の矯正歯科・船堀ガーデン歯科 矯正歯科へご相談ください。当院では、審美性と機能性の両方を実現する仕上がりを提供いたします。矯正中の不安の解消、矯正後のサポートも対応しております。矯正でお悩みの方は、ぜひ当院にお気軽にご相談ください。


この記事を監修した人

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船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。