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ホワイトニングの副作用とホワイトニングを避けるほうがよい方

「ホワイトニングを受けたいけど副作用が心配」「想定されるリスクを教えてほしい」などと考えていませんか。施術を検討する前に、副作用を理解しておきたい方は多いでしょう。ホワイトニングには、知覚過敏、色ムラなどのリスクがあります。安全性の高い施術ですが、トラブルが起こらないわけではありません。

ここでは、ホワイトニングの副作用を解説するとともに、ホワイトニングを避けるほうがよい方を紹介しています。トラブルが心配な方は参考にしてください。

ホワイトニングにはリスクがある?

ホワイトニングは、漂白剤を使うことで、削らずに歯を白くする施術法です。オフィスホワイトニングでは過酸化水素を含む漂白剤、ホームホワイトニングでは過酸化尿素を含む漂白剤を使用します(過酸化尿素も、分解すると過酸化水素が発生します)。基本的には、安全性の高い施術ですが、これらの漂白剤の影響で炎症などのトラブルを起こすことがあります。ちなみに、過酸化水素は、身近な消毒剤などに使用されている成分です。ホームホワイトニングは、低濃度の漂白剤を使用するため、オフィスホワイトニングよりリスクが低いと考えられています。ただし、同様の理由で、効果が現れるまで時間がかかります。

関連記事:ホワイトニングができない人の9つの特徴と施術を受けるための解決法

ホワイトニングにおける副作用

ホワイトニングで注意したい主な副作用は以下の通りです。

①色ムラ

均一な白さに仕上がらないことです。白い歯とそれほど白くない歯が混在している状態といえます。専用のマウスピースと漂白剤を使って自宅で行うホームホワイトニングで起こりやすいトラブルと考えられています。マウスピースを正しく装着できなかったり、薬剤の量を間違えたりすることがあるためです。また、歯科医院で行うオフィスホワイトニングでも、歯の厚みの違いなどにより、色ムラが生じることはあります。通常は、施術を続けると目立ちにくくなります。

②色戻り

白くなった歯が、元の色に戻ることです。残念ながら、ホワイトニングの効果は永遠に続きません。やがては、元の色に戻ります。ただし、効果の持続期間は、ホワイトニングの種類で異なります。オフィスホワイトニングの目安は3カ月~6カ月程度、ホームホワイトニングの目安は12カ月~24カ月程度です。具体的な持続期間は、日々のケアやライフスタイルからも影響を受けます。日常的に着色しやすいものを食べていたり、タバコを吸っていたりすると、この期間より早く色戻りする恐れがあります。

③知覚過敏

虫歯ではないのに、歯ブラシの毛先や冷たいものなどが触れると、歯がしみたり、痛くなったりする状態です。漂白剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素の刺激で知覚過敏を生じることがあります。濃度の高い漂白剤を使用するオフィスホワイトニングのほうがリスクはやや高いと考えられています。また、歯がひび割れている方、知覚過敏をすでに生じている方なども症状が現れやすいため注意が必要です。時間の経過とともに症状は治まりますが、気になる場合は歯科医師に相談するとよいでしょう。

④口腔粘膜炎

名称の通り、口腔粘膜の炎症です。口の中がただれたり、口の中に潰瘍ができたりします。原因は、漂白剤が口腔粘膜に付着することです。刺激が強い漂白剤を使用するオフィスホワイトニングで生じやすいと考えられています。ただし、オフィスホワイトニングでは、リスクを踏まえて施術前に歯茎などを保護します。したがって、必ず起きるわけではありません。また、ホームホワイトニングでも、マウスピースから漂白剤がはみだして歯茎などに付着する恐れがあります。トラブルを避けるため、付着した漂白剤を拭き取ることが大切です。

⑤歯髄炎

歯の神経の炎症です。歯髄は、歯の神経を指します。ひび割れている歯にホワイトニングを行うと、発症する恐れがあります。亀裂部分から侵入した過酸化水素が神経に到達するためです。虫歯がある歯も、同様に神経を傷つける恐れがあります。歯の神経を取り除かなければならないこともあるため、事前に歯の状態をチェックして、ひび割れや虫歯を治しておくことが大切です。

⑥歯茎の痛み

歯茎の痛みに悩まされることもあります。具体的には、ヒリヒリと焼けるような痛みを感じることが多いでしょう。一般的には、ホームホワイトニングで起こりやすいと考えられています。歯茎の痛みは、数日程度で治まることがほとんどです。ただし、症状によっては、マウスピースの装着が難しくなります。辛いときは、歯科医院で相談するとよいでしょう。

⑦吐き気

ホームホワイトニングでマウスピースを装着すると、嘔吐反射で吐き気をもよすことがあります。嘔吐反射は、口の中の異物に反射的にえずいてしまうことです。あるいは、2時間程度、マウスピースを装着するため、途中で気持ち悪くなることもあります。以上のほかでは、マウスピースから漏れでた漂白剤と唾液で、吐きそうになることも考えられます。マウスピースがあっていない場合は特に注意が必要です。

関連記事:ホワイトニングで後悔することはある?起こりうるリスクとは

副作用が心配かどうかに関係なくホワイトニングを控えるべき人

副作用の有無を問わず、ホワイトニングを避けるほうがよい方もいます。以下の方は、施術を受ける前に歯科医院で相談しましょう。

妊娠中、あるいは授乳中の方

妊娠中、授乳中の方は、ホワイトニングを受けられません。母体、胎児、乳児に悪影響を及ぼした報告はないものの、漂白剤の影響を否定できないためです。万が一に備えた対応といえます。ホワイトニングを受けたい方は、授乳を終えてから歯科医院で相談するとよいでしょう。

虫歯がある方

虫歯がある場合は、原則として虫歯の治療を優先します。痛みがひどくなったり、歯の神経にダメージを与えたりする恐れがあるためです。歯周病にかかっている場合も同様です。原則として、歯周病の治療を優先します。まずは、口腔環境を整えることが大切です。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症は、カタラーゼという酵素が欠如する体質です。カタラーゼは、過酸化水素の分解に関わります。したがって、無カタラーゼ症の方が、過酸化水素にさらされると、進行性口腔壊死などの病気を招く恐れがあります。以上のリスクがあるため、無カタラーゼ症の方は、ホワイトニングを受けられません。

日光アレルギーの方

日光アレルギーは、日光を浴びると肌に赤みや発疹などが現れる病気です。日光アレルギーの方は、オフィスホワイトニングを受けられません。施術で使用する光に反応する恐れがあるためです。ホームホワイトニングは、光を使用しないため受けられます。

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ホワイトニングの副作用に気をつけましょう

ここでは、ホワイトニングの副作用について解説しました。使用する漂白剤の影響で、知覚過敏、口腔粘膜炎、歯髄炎などを生じることがあります。これらのリスクを踏まえたうえで、歯科医師の指示を守りながら、施術を受けることが大切です。

江戸川区でホワイトニングを受けたい方は、船堀ガーデン歯科・矯正歯科のホワイトニングにご相談ください。患者様の口腔環境を第一に考えた施術を心がけています。副作用が心配な方でも、安心してご利用いただけます。

この記事を監修した人

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船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。