MENU

お役立ち情報

column

invisalign マウスピース矯正を行っております

公開日:
更新日:

ホワイトニングとクリーニングの違い|5つのポイントで両者を比較

ホワイトニングと混同されやすい施術としてクリーングがあげられます。両者の違いがわからず困っている方は多いでしょう。2つの施術の大きな違いは目的です。ホワイトニングは審美性の向上、クリーニングは虫歯などの予防を主な目的とします。

ここでは、5つの観点から両者の違いを解説し、施術前に知っておきたいメリット・デメリットについても紹介します。自分に合っている方法で、歯を白くしたい方は参考にしてください。

そもそもホワイトニングとは?

ホワイトニングは、漂白剤を用いて削ることなく歯を白くする施術です。以下の2種類に分かれます。

種類 概要
オフィスホワイトニング 専用の薬剤と光線を用いて歯科医院で行う
ホームホワイトニング 歯科医院を受診してから、専用のマウスピースと薬剤を用いて自宅で行う

 

ホワイトニングのメリット・デメリットと施術の流れを紹介します。

ホワイトニングのメリット・デメリット

主なメリットは、漂白剤を用いて歯そのものを白くできることです。希望すれば、本来の色より白くすることもできます。たとえば、生まれつき歯の色が濃い方であっても、希望の色に近づけられます。ただし、公的医療保険は適用できません(=全額自己負担)。費用の相場はホワイトニングの種類で異なりますが、15,000円~80,000円程度かかるケースが多いでしょう。また、ホワイトニングの種類によっては、効果を実感するまで一定の期間がかかります。1回の施術で必ず希望する色になるわけではありません。

ホワイトニングを受ける際の流れ

オフィスホワイトニングの流れは以下の通りです。

【施術の流れ】

1.口腔内のチェック

2.クリーニング

3.歯茎の保護

4.漂白剤の塗布と光の照射

5.漂白剤の除去

6.手順3~5を2~3回程度繰り返す

7.歯の色を確認

ホームホワイトニングの流れは以下の通りです。

【施術の流れ】

1.歯科医院で専用のマウスピースをつくる

2.自宅で歯をきれいに磨く

3.マウスピースに専用の漂白剤を注入する

4.3を歯に装着する

5.4の状態で所定の時間を過ごす

6.マウスピースを外して口をすすぐ

具体的な流れは、歯科医院で異なることがあります。

関連記事:種類別に見るホワイトニングの値段の相場を詳しく解説!

クリーニングとはどういうものか

クリーニングは、専用の器具などを用いて歯の表面に付着した歯垢、歯石、色素などを取り除く施術です。メリット・デメリットと施術の流れを紹介します。

クリーニングのメリット・デメリット

主なメリットは、歯の表面に付着した歯垢、歯石、色素を落とせることです。歯本来の色を取り戻せます。ただし、本来の色以上に白くすることはできません。この点がホワイトニングとの大きな違いです。歯周病治療の一環として行う場合は、公的医療保険を適用できます。この場合の目的は歯石を取り除くことです。歯周病とは関係なく、着色を取り除きたい場合は、原則として自費診療になります(全額自己負担)。

クリーニングを受ける際の流れ

クリーニングの基本的な流れは以下の通りです。

【施術の流れ】

1.歯と歯茎の検査

2.専用の器具などを用いて歯垢、歯石を取り除く

3.歯面の清掃と研磨

4.ブラッシングの指導

クリーニング後に、磨き残しが目立つ場所と汚れの落とし方を教えてもらえる点がポイントです。セルフケアの質を高められる可能性があります。

関連記事:ホワイトニングで自然な白さを目指す方法と不自然な白さを避けるコツ

ホワイトニングとクリーニングの違い

ホワイトニングとクリーニングには、さまざまな違いがあります。5つの切り口で両者の違いを解説します。

施術の目的

ホワイトニングの目的は、漂白剤を用いて歯を白くして、見た目を向上させることです。お口の印象をよくできる可能性があります。虫歯の原因になる細菌の数を減らす効果も期待できますが、基本的には審美性の回復を目的とする施術といえるでしょう。

クリーニングの目的は、歯の表面に付着した歯垢、歯石を取り除いて、虫歯、歯周病などのトラブルを予防することです。歯本来の色を取り戻すために、色素を取り除くこともあります。とはいえ、最大の目的は、虫歯や歯周病の予防です。基本的には、お口の健康維持を目的とする施術といえるでしょう。

施術方法

ホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングなどの種類にわかれます。

専用の薬剤を用いて、歯を漂白する点は共通しています。具体的な施術方法は以下の通りです。

種類 施術方法
オフィスホワイトニング 歯に漂白剤を塗布してから専用の光を照射
ホームホワイトニング 漂白剤を注入した専用のマウスピースを歯にはめる

 

クリーニングにも、いくつかの種類があります。主な種類と施術方法は次の通りです。

種類 施術方法
スケーリング 特殊な器具を用いて、目で見える箇所の歯石やバイオフィルムを取り除く
ルートプレーニング 特殊な器具を用いて、目で見えない箇所(歯根)の表面を滑らかにする

施術の頻度

ホワイトニングの種類により、施術の頻度は異なります。オフィスホワイトニングの一般的な頻度は1週間~2週間に1回程度です。通常は、希望の色になるまで、3回~6回程度、施術を繰り返します。希望の色になった後は、3カ月に1回程度のペースでメンテナンスを行います。ホームホワイトニングは、1日2時間のマウスピース装着を2週間継続することが一般的です。希望の色になった後は、1週間に1回程度の頻度でメンテナンスを行います。

クリーニングの一般的な頻度は、3カ月に1回程度です。ただし、適切な頻度は、お口の状態や日々のお手入れで異なります。2カ月に1回になることもあれば、6カ月に1回になることもあります。

施術にかかる費用

ホワイトニングは、公的医療保険を適用できません。

費用の目安は以下の通りです。

種類 費用の目安
オフィスホワイトニング 20,000円~50,000円
ホームホワイトニング 15,000円~40,000円

 

クリーニングは、保険を適用できるケースと適用できないケースにわかれます。

費用の目安は以下の通りです。

種類 費用の目安
保険診療 3,000円(検査代、レントゲン代を含む)
自費診療 5,000円~20,000円

 

いずれの場合も、具体的な費用は歯科医院や施術内容で異なります。

施術の対象

虫歯や歯周病があると、ホワイトニングを受けられません。痛みや炎症がひどくなってしまう恐れがあるためです。同様に、妊娠中の方、授乳中の方もホワイトニングを受けられません。人工歯を白くできない点もポイントです。

クリーニングは、原則として誰でも受けられます(一部の方、一部の施術を除く)。虫歯や歯周病が問題になることは基本的にありません。幅広い方を対象にしている施術といえるでしょう。

関連記事:歯科矯正中にホワイトニングはできる?注意点も解説

ホワイトニングとクリーニングはどちらから受けるべき?

基本的には、クリーニングから受けるべきと考えられています。歯の表面に付着している歯垢や歯石を取り除くと、漂白剤が浸透しやすくなるためです。効果を高めるため、まずはクリーニングを受けると考えておけばよいでしょう。

同じ日にホワイトニングとクリーニングを受けることはできるのか

お口の状態で判断は異なります。歯垢や歯石の量が多いと、クリーニングに時間がかかるため、同じ日にホワイトニングを行うことは難しいでしょう。歯石をとる過程で歯茎から出血した場合も同様です。出血の影響で、期待している効果を得られない恐れがあります。具体的な判断は歯科医院で異なります。同じ日に受けたい場合は、事前に相談しておくとよいでしょう。

関連記事:ホワイトニングは痛い?痛みを感じる原因と和らげるための対処法

違いを理解してからホワイトニング、クリーニングを選択

ここでは、ホワイトニングとクリーニングの違いを解説しました。前者の目的は歯を白くして見た目をよくすること、後者の目的は歯石などを取り除いて虫歯や歯周病を予防することです。ホワイトニングは、本来の色より歯を白くできます。異なる特徴を有するため、違いを理解してから選択することが大切です。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科のホワイトニングは、歯科、審美歯科、矯正歯科などを掲げているクリニックです。患者様のお悩みにあわせて、ホワイトニング、クリーニングを含めた適切な治療法をご提案できます。歯を白くしたい方は、お気軽にご相談ください。

この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。