インビザラインを途中でやめたらどうなる?歯並びへの影響とリスクを解説
目次

「インビザライン矯正を始めたけれど、続けるのが難しい・・・」
そんな悩みを抱えていませんか?
マウスピース矯正は透明で目立たず、取り外しも自由な便利な治療法ですが、長期間にわたる治療だからこそ、さまざまな理由で中断を考える方もいらっしゃいます。
ただし、インビザライン矯正を途中でやめてしまうと、後戻りや噛み合わせの悪化など、深刻なリスクが発生する可能性があります。治療を中断せざるを得ないケースから対処法、返金制度まで、治療を検討中の方が知っておくべき重要情報を詳しく解説します。
インビザラインを中断せざるを得ないケースとは
インビザライン矯正は数年にわたる治療期間が必要なため、生活環境の変化によって中断せざるを得ない場合があります。
ここでは、やむを得ず治療を中断するケースと、その際の対処法について解説します。
妊娠・出産による中断
妊娠や出産は、インビザライン治療を中断する理由として多く挙げられます。基本的には妊娠中や出産後も治療を続けることが可能ですが、つわりや体調不良でマウスピースの装着が困難になる場合もあります。
妊娠中はホルモンバランスの変化により、妊娠性歯肉炎にかかりやすくなります。歯茎の腫れや出血といった症状が出るため、マウスピースの使用には注意が必要です。出産で通院できないケースや、育児が忙しくマウスピースの装着時間を守るのが難しいケースもあるでしょう。
マウスピースの使用が難しい場合は、固定式のリテーナーに変更することも可能ですが、歯並びの状態によっては適応できないこともあります。一時中断する場合でも、個々の状況に合わせて対応することが大切です。
トラブルを避けるためにも自己判断はせずに、まずは担当の歯科医師に相談しましょう。
転勤や引っ越しによる中断
インビザライン治療において全顎矯正の場合は数年間かかることがあるため、転勤や引っ越しによって治療を中断せざるを得ない場合があります。
転院を希望する場合は、通院中の矯正歯科で転院先を紹介してもらうとよいでしょう。矯正データを引き継ぐことで、転院先でもスムーズに治療を再開できます。
インビザライン治療は、マウスピースをまとめて受け取れるため、通院間隔を2〜3か月に一度にできます。通院回数を調整しながら、もとの歯科医院で矯正を続けるケースもあるでしょう。
通院間隔は矯正の進行具合によって異なるため、まずは担当の歯科医師に相談することが重要です。

留学による中断
数か月の短期留学では、インビザライン治療を中断せずに継続できる場合があります。長期留学の場合は、矯正治療を一時中断するか、辞めるかを選ぶ必要があります。
早めに対応することで、保定装置を製作して、後戻りなどのトラブル防止が可能です。留学が決まった場合はすぐに歯科医院に相談し、最適な対応策を見つけましょう。
病気や怪我による中断
病気の発覚により、インビザライン矯正を中断するケースがあります。まずは、病気の治療が最優先です。
ただし、病状によっては矯正治療を継続できる場合があります。やむを得ず矯正を中断する場合は、後戻りを防ぐために保定装置を利用しましょう。
主治医には矯正治療中であることを早めに伝え、矯正治療を継続するか中断するか相談してください。病気の治療が矯正治療に影響を与える可能性がある場合は、必ず矯正歯科にも相談しましょう。
特に、インビザライン治療中に虫歯や歯周病になった場合、矯正を中断する可能性が高いです。虫歯や歯周病を放置すると悪化するため、虫歯や歯周病の治療を優先する必要があるからです。
虫歯や歯周病の治療とインビザラインを並行できる場合もありますが、重度の場合は難しいでしょう。虫歯治療で歯を抜いたり大きく削ったりしたことにより、すでに作製されたマウスピースが適合しなくなる可能性もあります。
口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病にならないようにすることが大切です。
ご自身の都合で治療を中断したいケース
インビザライン治療では、マウスピースの取り外しが可能なため、患者さまの自己管理が重要です。保護者の方の希望で矯正を始めた場合などは、患者さま本人のモチベーションが保てず、治療を中断したいと訴えるケースがあります。

仕事の都合上、装着時間を確保できない
インビザライン治療では、歯をスムーズに動かすために、1日20〜22時間マウスピースを装着する必要があります。
しかし、人前で話す職業の方などはマウスピースを外すことが多く、装着時間を守れない場合もあるでしょう。また、外出が多く、マウスピースの管理やケアをすることに強いストレスを感じ、継続が難しくなる方も少なくありません。
何らかの理由でマウスピースの装着時間を確保できない場合は、インビザライン治療が進まないため中止を決断することもあるでしょう。装着時間が不十分な場合は、歯が治療計画通りに動かないため歯並びが整いません。

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マウスピースをつけ忘れて治療が進まない
マウスピースによる痛みや違和感が強いと、インビザラインの継続が困難になるかもしれません。マウスピースを交換したばかりのときや、マウスピースが合っていないときは痛みや違和感が生じやすく、装着できないと感じる方もいます。
交換直後であれば、2〜3日程度で徐々に慣れてくる可能性があります。時間が経っても不快感が続いている場合は、マウスピースが合っていない可能性があるため歯科医院に相談しましょう。
経済的な負担が大きくなった
インビザラインは保険が適用されないため、治療費が高いです。治療している途中で経済状況が変化して続けられなくなる方もいるでしょう。
例えば、インビザライン中に虫歯などの別のトラブルが起こると、追加で費用が必要になることがあります。予算を超えた場合は、治療を中断せざるを得なくなるかもしれません。

インビザラインを途中でやめた場合のリスク
インビザライン矯正を途中で中断すると、さまざまなリスクが発生します。
ここでは、中断した際に起こりうる深刻な影響について詳しく解説します。
歯並びが後戻りする
インビザライン治療を中断した場合の最も大きなリスクは、歯並びの後戻りです。矯正治療で動かした歯は、元の位置に戻ろうとする性質があります。
治療の初期段階で中断した場合、歯の動きはまだ少ない可能性がありますが、この段階で治療を中断すると、治療計画が遅れ、結果的に治療完了までの期間が延長される恐れがあります。
治療の中間段階で中断した場合、歯はすでに動き始めているでしょう。この段階で治療を中断すると、歯が元の位置に戻り始め、治療前の状態に逆戻りする可能性が高まります。また、中断期間が長くなると、歯並びの改善が困難になる可能性もあります。
治療の後期段階で中断した場合は、歯の位置はほぼ理想的な状態に近づいている可能性があります。しかし、この段階で治療を中断すると、保定装置を使用していない場合、歯が再び動き始める可能性があります。
噛み合わせがずれて全身に悪影響が出る
インビザライン治療を途中で中断すると、噛み合わせが悪化する可能性があります。矯正治療の過程で、一時的に噛み合わせが不安定になることがあります。
この状態で治療を中断すると、噛み合わせのバランスが崩れたままになり、顎関節症や頭痛、肩こりなどの全身症状を引き起こす可能性があります。
咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者さまに一時的な不快感を与える可能性があります。治療を完了させることで、理想的な噛み合わせを実現できます。
再開する場合、矯正期間が延びるケースがある
一度中断した治療を再開する場合、当初の治療計画よりも矯正期間が延びるケースがあります。中断期間中に歯が後戻りしてしまった場合、再度歯を動かす必要があるためです。
中断期間が短ければ短いほど、治療の再開は比較的簡単であり、歯並びの改善も容易になる可能性があります。逆に、中断期間が長ければ長いほど、歯並びの状態が悪化し、治療の再開が困難になる可能性も考慮する必要があります。

費用の負担が増加する
治療を中断し、後から再開する場合、追加の費用が発生する可能性があります。後戻りした歯を再度動かすための新しいマウスピースの作製費用や、再診察費用などが必要になる場合があります。
また、中断期間中に虫歯や歯周病が発生した場合、その治療費用も別途必要になります。経済的な負担を考慮すると、可能な限り治療を継続することが望ましいでしょう。
モチベーションが低下する
一度治療を中断すると、再開へのモチベーションが低下する可能性があります。治療期間が延びることや、追加費用が発生することで、治療を完了させる意欲が失われてしまうケースもあります。
治療を始める前に、長期間の治療に対する覚悟と計画をしっかりと立てることが重要です。
インビザラインを中断したら返金される?
インビザライン治療を中断した場合、治療費の返金について気になる方も多いでしょう。
ここでは、返金制度や保証期間について解説します。
基本的には規定に沿って返金される
インビザライン治療を中断した場合、基本的には各歯科医院の規定に沿って返金されます。治療の進行状況や中断の理由によって、返金額は異なります。
多くの歯科医院では、治療開始前に契約書を交わし、中断時の返金規定について説明があります。契約内容をよく確認し、不明な点は事前に質問しておくことが大切です。
一時中断する場合、保証期間の確認が必要
インビザライン治療を一時中断する場合、保証期間の確認が必要です。多くの歯科医院では、治療開始から一定期間内であれば、追加費用なしで治療を再開できる保証制度があります。
ただし、保証期間を過ぎてしまうと、再開時に追加費用が発生する可能性があります。中断を検討する際は、保証期間についても確認しておきましょう。
転院する場合、通院していた歯科医院での手続きが必要
転院する場合は、通院していた歯科医院での手続きが必要です。矯正データを引き継ぐための紹介状や、治療経過の記録を受け取る必要があります。
転院先でスムーズに治療を再開するためにも、元の歯科医院との連携が重要です。転院を検討する際は、早めに担当の歯科医師に相談しましょう。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
船堀ガーデン歯科・矯正歯科は、東京都江戸川区・船堀駅から徒歩すぐの場所にある、マウスピース矯正(インビザライン)に特化した総合歯科クリニックです。
矯正歯科医が常駐しており、患者さま一人ひとりの症例や生活スタイルに合わせて、目立たず快適に続けられる矯正治療をご提案しています。
当院のマウスピース矯正の特徴
当院が導入しているマウスピース矯正「インビザライン」は、透明で厚さ0.5mmのマウスピース型矯正装置を用いる治療法です。装着していてもほとんど目立たず、取り外しが自由にできるため、従来のワイヤー矯正に比べて快適で衛生的な治療が可能です。
仕事や学校で人と接する機会が多い方、痛みや見た目に不安のある方にもおすすめです。
当院が選ばれる理由
当院のマウスピースは透明素材を使用しているため、装着中もほとんど気づかれません。接客業や営業職など、人前に立つ方にもご満足いただいています。
厚さ0.5mmのマウスピースは薄くフィットし、違和感が少ないのが特徴です。食事や歯みがきの際に取り外しができるため、清潔な口腔環境を保ちながら治療を続けられます。また、通院は2か月に1回と負担が少なく、忙しい方にも続けやすいスケジュール設計です。
当院は矯正専門クリニックではなく、一般歯科・口腔外科を併設した総合歯科医院です。矯正前の虫歯・歯周病の治療、矯正中のトラブル対応、抜歯などもすべて院内で完結できます。他院への紹介が不要なため、治療がスムーズで安心です。
お子さまのマウスピース矯正にも対応
お子さまのマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」にも対応しています。6〜10歳ごろの顎の成長期に行うことで、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保でき、将来の本格的な矯正を軽く済ませることが可能です。
取り外しができるため、食事や歯みがきも今まで通りです。保護者の方と相談しながら、成長に合わせた矯正プランをご提案しています。
マウスピース矯正の3つのプラン
当院では、患者さまの症状や希望に合わせて3つのプランをご用意しています。
「インビザライン・フル」は上下全顎に対応し、中〜重度の歯列不正に対応でき、後戻りや咬合改善まで対応可能です。「インビザライン・Go+」は前歯〜小臼歯に対応し、軽度〜中等度の乱れを短期間で整えるもので、費用・期間を抑えたい方に適しています。「インビザライン・ファースト」は6〜10歳の小児向けで、成長期に合わせて顎の発育と歯列を整える小児専用プランです。

治療の流れ
まず初回カウンセリング(無料)で患者さまの希望や不安をお伺いし、治療方法・費用を丁寧に説明します。次に精密検査・シミュレーションとして、3Dスキャナーで歯並びをデータ化し、動き方をシミュレーションします。
治療プラン決定・お見積り提示で患者さまと一緒に納得のいく治療方針を決定します。その後、マウスピース作製・装着開始となり、治療計画に沿って段階的にマウスピースを交換します。定期チェック(約2か月ごと)で経過を確認しながら、必要に応じて調整を行います。
最後に治療完了・保定期間(約2年)で、整った歯並びを維持するため、保定装置で安定させます。
まとめ
インビザライン矯正を途中でやめてしまうと、後戻りや噛み合わせの悪化など、深刻なリスクが発生する可能性があります。
やむを得ない事情で中断せざるを得ない場合は、早めに担当の歯科医師に相談し、最適な対処法を見つけることが重要です。保定装置の使用や転院先の紹介など、中断時のリスクを最小限に抑える方法があります。
また、治療を再開する場合は、保証期間や追加費用について確認しておくことが大切です。
インビザライン矯正は、透明で目立たず、取り外しも自由な便利な治療法です。しかし、長期間にわたる治療だからこそ、治療開始前にしっかりと計画を立て、最後まで継続する覚悟が必要です。
船堀ガーデン歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりの生活スタイルに合わせた矯正プランをご提案しています。矯正前の虫歯・歯周病の治療から、矯正中のトラブル対応まで、すべて院内で完結できる総合歯科医院です。
インビザライン矯正をお考えの方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。あなたに最適な治療プランをご提案いたします。
著者情報
院長 三宅雄一郎

略歴
東京医科歯科大学歯学部歯学科卒
ワタナベ歯科医院勤務
-研修・経歴-
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
資格・所属学会
日本顕微鏡学会
日本歯周病学会
東京SJCD レギューラーコース修了
インプラントベーシックコース – ノーベルバイオケア
インプラントベーシックコース – ストローマン
インプラントベーシックコース – アストラテック
この記事を監修した人

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長
東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。
【略歴】
- 東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
- ワタナベ歯科医院勤務
- ワタナベ歯科医院勤務
【メディア取材記事】










