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矯正で歯茎が下がることはある?原因とリスクを正しく解説

 

矯正治療で歯茎が下がるって本当?

「歯並びをきれいにしたいけれど、矯正で歯茎が下がると聞いて不安・・・」

このようなお悩みをお持ちの方は、決して少なくありません。

結論からお伝えすると、歯列矯正によって歯茎が下がる「歯肉退縮」は起こる可能性があります。ただし、これは矯正治療そのものが原因ではなく、治療計画や口腔内の状態、日々のケアなど、複数の要因が関わっています。

歯茎が下がると、見た目が気になるだけでなく、知覚過敏や虫歯のリスクが高まるなど、お口の健康にも影響を及ぼします。

今回は、矯正治療における歯肉退縮のメカニズムから、その原因、予防法、そして万が一起こってしまった場合の対処法まで、専門的な視点で詳しく解説します。

歯肉退縮とは?歯茎が下がる仕組みを理解する

歯肉退縮とは、歯の周りを覆っている歯茎や歯周組織が下がり、本来は歯茎に隠れているはずの歯根が露出してしまう状態を指します。

歯が長く見えたり、歯と歯の間に三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができたりするのが特徴です。

歯列矯正で歯が動く仕組み

そもそも、歯列矯正はどのようにして歯を動かしているのでしょうか。

実は、矯正治療は歯を直接動かしているわけではありません。歯を支えている骨(歯槽骨)の形を変えることで、歯並びを整えています。

矯正器具で力を加えると、その力が歯根膜を通じて歯槽骨に伝わります。力がかかっている方向では骨が「吸収」され、反対側では新しい骨が「再生」されることで、少しずつ歯が移動していくのです。

この骨の「吸収」と「再生」のバランスが、矯正治療の成功を左右します。

歯茎が下がる主なメカニズム

矯正治療で過剰な力がかかると、骨の吸収が再生を上回ってしまい、歯槽骨の厚みが減少します。

特に歯の移動方向の外側(唇側や頬側)では、骨が薄くなるため、歯茎がその形に従って下がってしまうのです。

また、日本人は欧米人に比べて生まれつき歯肉と骨が薄い傾向があり、矯正治療によって歯茎が下がりやすいことが分かっています。

痩せ型の女性の場合は特に歯茎が薄い傾向にあり、歯根の形が歯茎から透けて見えるほど薄い方は、歯茎が痩せやすいと言えます。

矯正で歯茎が下がる5つの主な原因

歯肉退縮は、単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。

ここでは、矯正治療における歯茎下がりの主な原因を詳しく見ていきましょう。

1. 過度な矯正力による骨への負担

矯正治療は、骨の「吸収」と「再生」のスピードに合わせて行われるべきです。

しかし、骨や組織の吸収と再生のスピードを無視するような強い力を加えてしまうと、歯を支えている骨の再生がうまくできず、歯茎が下がる結果になってしまいます。

治療計画を見誤れば、歯がきれいに並ばないばかりか、歯茎下がりが起こってしまうのです。

2. 歯槽骨が薄い・既に減少している

歯槽骨は、歯と歯を支える働きを持っています。

体の中にある骨は、骨折したりひびが入ったりしても元通りに修復しますが、歯槽骨は通常の骨とは異なり元に戻りません。

歯周病や過去の骨折・打撲、不適切な噛み合わせなどが原因で、歯槽骨が薄くなることもあります。矯正治療を始める前から歯周病にかかっている場合は、すでに歯槽骨が薄くなっていることがあるため、注意が必要です。

3. 歯周病の進行・重症化

歯周病になると、歯槽骨が溶かされ薄くなります。また、歯槽骨を覆う歯肉も退縮しやすくなります。

ブラッシングが足りていないと歯周病の発症・重症化のリスクは上昇します。特に、歯列矯正中は歯磨きがしづらくなるため、歯周病のリスクが高くなってしまいます。

特に歯周病の既往歴がある場合は、もともと歯茎が下がっていることが多く、矯正治療を行うことでそのリスクがより高くなります。

4. 不適切なブラッシング方法

口腔内を清潔に保つことは大切です。

ただ、力任せにブラッシングすることで歯茎を傷つけてしまうと炎症につながります。ワイヤー矯正中は特に、取り付けたパーツが邪魔になって、うまくブラッシングができないといったトラブルが起こりがちです。

その結果、口内の衛生環境が悪くなり、歯周病が進行してしまうこともあります。正しいブラッシング方法を知って実践するようにしましょう。

5. 矯正装置の衛生管理不足

マウスピースなどの矯正器具も歯と同じように、歯ブラシと歯磨き粉を使って綺麗に磨きましょう。

汚れた矯正器具を使い続けると、口内で細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また、ワイヤー型矯正装置が合わない、歯茎に当たっていたい、引っかかるなどのトラブルを放置すると、歯肉が傷付いたり退縮しやすくなったりします。

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歯茎が下がるとどんなリスクがあるのか

歯肉退縮は、見た目の問題だけではありません。

お口の健康全体に影響を及ぼす可能性があります。

見た目への影響

歯が長く見える、歯と歯の間に三角形のすき間(ブラックトライアングル)ができる、口元が痩せて見えるので老けた印象を与えるといった、見た目の問題が生じてしまいます。

せっかく歯並びをきれいにしたのに、口元の印象が変わってしまうのは残念ですよね。

知覚過敏が起こりやすくなる

知覚過敏とは、ささいな刺激(歯ブラシとの接触や冷たいもの、熱いものなど)によって歯が痛くなったりしみたりする状態です。

歯根にはエナメル質がないため刺激をもろに受けやすく、知覚過敏になりやすいのです。象牙質が直接、冷たいものや熱いものに触れるため、強い痛みを感じる場合があります。

食事の度に痛みを感じる場合には、治療も必要になります。

虫歯リスクの上昇

歯根は本来、歯肉によって守られているため、歯冠と違ってエナメル質がありません。

歯冠よりも繊細な歯根が、歯肉退縮によってむき出しになってしまうと、細菌が繁殖しやすくなります。歯根の虫歯は進行スピードが速いため、歯髄炎や根尖性歯周炎へ移行するリスクも高い傾向にあります。

虫歯に気付いた際は、早めに歯科医院で治療を受けましょう。

歯周病の悪化

歯肉が退縮すると歯茎の中で細菌が増え、歯周病が進行してしまいます。

健康な状態では、食べ物を噛んだ時の力は、歯根の周囲にある歯槽骨や歯根膜によって吸収されます。しかし、歯肉が退縮すると、歯周組織に噛む力が過度に伝わってしまうため、炎症が発生しやすくなります。

その結果、歯がグラグラしたり、歯が抜けてしまったりします。

矯正で歯茎下がりを予防する方法

歯肉退縮を避けるためにも、予防法を知ることが大切です。

日常生活や食事に気を付けることで、歯肉退縮のリスクを軽減することができます。

信頼できる矯正歯科医を選ぶ

歯茎下がりの原因は「歯列矯正を行う歯医者の技術や経験不足」です。

技術や経験が不足している未熟な歯医者の元で矯正治療を受けたら、歯茎下がりのリスクは倍増します。どれくらいの力で矯正を進めるのか、どれだけの期間をかけるのかといった治療計画は、矯正を安全かつ正確に行う上でもっとも重要です。

治療計画を見誤れば、歯がきれいに並ばないばかりか、歯茎下がりが起こってしまいます。歯列矯正は、担当する矯正歯科医の技術や経験に左右されます。

歯茎下がりをはじめ、トラブルを防ぐためには、矯正歯科を慎重に選びましょう。

治療前の精密検査と診断

矯正治療を行う時は、必ず診査・診断にて、周囲の骨や歯茎の状態もきちんと診なければなりません。

歯以外の状態も考慮しないと、せっかく矯正治療を受けても歯茎が下がってしまうからです。CT・セファロ・マイクロスコープなどの設備を完備し、精密な診断を実施している医院を選ぶことが大切です。

歯茎が薄い成人の矯正治療では、事前に歯茎を厚く丈夫にする処置を検討することが望ましいです。

正しいブラッシングとセルフケア

歯茎が下がるのも、歯が抜けてしまうのも、歯周病が原因です。

日頃の歯磨きで、口腔内を清潔に保つことは大切ですが、歯と歯茎の間、歯と歯の間を清潔に保つことが歯周病予防にはもっとも効果的です。ブラッシングだけではなく、フロスなどを使って歯周ポケットをクリーニングしましょう。

ただし、力任せにブラッシングすることで歯茎を傷つけてしまうと炎症につながります。正しいブラッシング方法を身につけることが重要です。

バランスの良い食事と栄養管理

ビタミンを取り入れたバランスのよい食事も、歯茎の健康を保つために重要です。

特にビタミンCやビタミンDは、歯茎の健康維持に欠かせない栄養素です。野菜や果物、魚などをバランスよく摂取し、お口の健康をサポートしましょう。

定期的なメンテナンスとチェック

矯正治療中は、月1回程度の調整・経過観察が目安となります。

矯正歯科医が常駐している医院であれば、予約が取りやすく、治療中の変化やお困りごとにも迅速に対応し、継続フォローがスムーズです。定期的なメンテナンスとチェックを欠かさず行いましょう。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科の安心サポート

船堀ガーデン歯科・矯正歯科は、矯正歯科医が常駐する総合歯科医院として、インビザライン・ゴールドプロバイダー認定の実績を持っています。

年間症例数に応じて評価されるインビザラインのランクでゴールドプロバイダーに認定されており、抜歯を伴うケースや過去にうまく整わなかったケースなど、難症例にも適切に対応できる経験を有しています。

総合歯科体制で安心の並行治療

当院の特徴として、矯正歯科だけでなく、むし歯・詰め物・親知らず・予防・ホワイトニングなどの歯の悩みも同時に相談できる総合歯科体制を整えています。

総合歯科体制のため、むし歯治療や審美治療、インプラントも院内で並行可能であり、長期になりがちな矯正期間中のトラブルをワンストップでカバーできます。

初回カウンセリング無料

初回カウンセリングは無料で、治療前に費用・期間・装置の選択肢・メリット/注意点を分かりやすく説明し、疑問を解消してから治療に進める体制を整えています。

「目立たず整えたい」「子どもの将来を考えて今から整えたい」——まずはお気軽にご相談ください。あなたに合った最適な矯正プランをご提案いたします。

精密な診断と安全性へのこだわり

設備面では、CT・セファロ・マイクロスコープを完備し、器具の徹底した除菌・滅菌を実施しています。

精密な診断と安全性にこだわり、歯茎下がりのリスクを最小限に抑えた矯正治療を提供しています。

まとめ:矯正で歯茎が下がるリスクは予防できる

歯列矯正によって歯茎が下がる「歯肉退縮」は、起こる可能性があります。

しかし、これは矯正治療そのものが原因ではなく、過度な矯正力、歯周病の進行、不適切なブラッシング、矯正装置の衛生管理不足など、複数の要因が関わっています。

一度下がってしまった歯茎を完全に元に戻すことは不可能ですが、適切な予防法を実践することで、歯茎下がりのリスクを大幅に軽減できます。

信頼できる矯正歯科医を選び、治療前の精密検査と診断を受け、正しいブラッシングとセルフケアを行い、定期的なメンテナンスとチェックを欠かさず行うことが大切です。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科では、インビザライン・ゴールドプロバイダー認定の実績を持つ矯正歯科医が常駐し、総合歯科体制により矯正とむし歯治療・審美治療・インプラントを院内で並行可能です。

初回カウンセリングは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

あなたの笑顔と健康な歯を守るために、私たちが全力でサポートいたします。

 

著者情報

院長 三宅雄一郎

略歴

東京医科歯科大学歯学部歯学科卒

ワタナベ歯科医院勤務

-研修・経歴-

 立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)

 その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事

資格・所属学会

日本顕微鏡学会

日本歯周病学会

東京SJCD レギューラーコース修了

インプラントベーシックコース – ノーベルバイオケア

インプラントベーシックコース – ストローマン

インプラントベーシックコース – アストラテック

この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。