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矯正前に親知らずは抜くべき?必要なケースと抜かない選択肢

 

矯正治療を始める前に・・・親知らずの抜歯は必要?

「歯列矯正を始めたいけれど、親知らずは抜かないといけないの?」

矯正治療を検討されている方から、このような質問をよくいただきます。親知らずの抜歯と聞くと、痛みや腫れが心配で不安になる方も多いでしょう。結論から申し上げると、すべてのケースで親知らずを抜く必要はありません。親知らずの生え方や位置、矯正治療の計画によって、抜歯が必要かどうかは個別に判断されます。

親知らずは「第三大臼歯」とも呼ばれ、通常17〜25歳頃に生えてくる一番奥の歯です。現代人は顎が小さくなる傾向にあり、親知らずが正常に生えるスペースが不足していることが多いのです。そのため、横向きや斜めに生えたり、歯茎の中に埋まったままになったりすることがあります。

この記事では、矯正歯科医の視点から、親知らずを抜くべきケースと抜かなくてもよいケース、そして最適な判断基準について詳しく解説します。後悔しない矯正治療のために、正しい知識を身につけていきましょう。

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親知らずとは?矯正治療との関係を理解する

親知らずの基本的な特徴

親知らずは、中央の前歯から数えて8番目に位置する歯です。

上下左右に計4本ありますが、すべてが生えそろうことは少なく、中には親知らず自体が形成されていない方もいます。20歳前後で生えることが多いため、「親が知らないうちに生える歯」という意味で親知らずと呼ばれています。

現代人の顎は昔に比べて小さくなる傾向にあり、親知らずが正常に生えるスペースが不足しがちです。そのため、7番目の歯の横にきちんと揃って生えることは少なく、横向きや斜めに生えて手前の歯を押してしまうケースが多く見られます。

矯正治療における親知らずの影響

親知らずは基本的に矯正装置をつける対象外の歯です。

しかし、親知らずの生え方や位置によっては、矯正治療の効果に影響を与える可能性があります。特に横向きや斜めに生えている親知らずは、前方の歯を押す力が加わり、せっかく整えた歯並びが再び乱れる「後戻り」の原因になることがあるのです。

また、矯正治療では奥歯を後方に移動させるケースがありますが、親知らずがあるとそのスペースが確保できず、治療計画に制限が生じることもあります。このような理由から、矯正治療を始める前に親知らずの状態を精密に検査し、抜歯の必要性を判断することが重要になります。

矯正前に親知らずを抜くべきケース

歯並びに悪影響を与えている場合

親知らずが横向きや斜めに生えていて、手前の歯を押している状態では抜歯が推奨されます。

このような状態で矯正治療を行っても、後ろから押される力が継続するため、治療がなかなか進まなかったり、治療後に歯並びが元に戻ってしまう可能性が高くなります。特に前歯が重なっている、前歯が押し出されているといった症状がある場合、親知らずが原因となっているケースが多いのです。

矯正治療で歯並びを整えても、根本的な原因である親知らずを残したままでは、長期的に安定した結果を得ることが難しくなります。

歯を並べるスペースを確保する必要がある場合

前歯にスペース不足が起こっている場合、奥歯を後方へ移動させる治療を行うことがあります。

この際、親知らずがあると後方へ下げるスペースに限界があるため、スペース確保のために抜歯が必要になります。親知らずは矯正装置を付ける対象の歯ではないため、矯正前に抜歯することもあれば、矯正期間中に抜歯を行うこともあります。

治療の経過や追加処置の必要性については、矯正歯科医とよく相談し、十分に理解したうえで判断することが大切です。

虫歯や歯周病のリスクが高い場合

親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく清掃が困難です。

斜めに生えていたり、歯茎に一部埋まっていたりすると、食べかすがたまりやすく虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。矯正治療中は装置によって歯磨きがさらに難しくなるため、親知らずが虫歯になったり、手前の大切な第二大臼歯まで虫歯にしてしまう可能性があります。

歯肉炎を繰り返している場合も、矯正中に再度炎症が起きる可能性が高いため、事前に抜歯しておくことが安心です。

将来的な後戻りを防ぐため

現在は特に問題がなくても、将来的に影響を与える可能性がある場合は抜歯を提案されることがあります。

例えば、歯茎の中に埋まっている親知らずの向きが手前の歯の方向を向いている場合、将来的に移動して歯を押してしまう可能性があります。矯正治療後の後戻りを防ぐため、リスク回避として前もって抜歯しておくことが推奨されるケースです。

ただし、この判断は歯科医師によって見解が異なる場合があるため、治療方針を十分に理解したうえで決定することが重要です。

親知らずを抜かなくてもよいケース

正常に生えて機能している場合

親知らずがまっすぐ生えていて、上下の歯でしっかり噛み合っている場合は抜歯の必要はありません。

歯ブラシがすみずみまで届き、虫歯や歯周病もなく清潔に保てている状態であれば、大切な自分の歯として残しておくことができます。手前の歯を押したり、歯並び全体に悪い影響を与えていない場合も、無理に抜く必要はないのです。

問題なく機能している親知らずは、将来的に他の歯を失った際の移植歯として活用できる可能性もあります。

完全に埋まっていて影響がない場合

親知らずが骨の中に完全に埋まっていて、周囲の歯や神経に影響を与えていない場合は、そのまま経過観察となることがあります。

レントゲン検査で親知らずの頭の部分(歯胚)はあるものの、歯根が形成されておらず埋伏したままの状態であれば、矯正治療に影響を及ぼすことは少ないと考えられます。ただし、将来的に移動する可能性もあるため、定期的なレントゲン検査で経過を観察することが大切です。

親知らず以外の歯を抜歯する場合

矯正治療では、歯を並べるスペースを確保するために小臼歯などを抜歯することがあります。

この場合、親知らずを残しておくことで、将来的に奥歯として機能させることができる可能性があります。顎に十分なスペースがあり、親知らずが正常に生えてくる見込みがある場合は、親知らずを温存する選択肢も検討されます。

治療計画は個々の状態によって異なるため、矯正歯科医とよく相談して決定することが重要です。

親知らず抜歯のメリットとデメリット

抜歯することのメリット

親知らずを抜歯する最大のメリットは、矯正治療の効果を最大限に引き出せることです。

歯を並べるスペースが確保でき、奥歯を後方に移動させる治療もスムーズに進められます。また、矯正後の後戻りのリスクを減らすことができ、長期的に安定した歯並びを維持しやすくなります。

さらに、虫歯や歯周病のリスクが高い親知らずを取り除くことで、口腔内全体の健康を守ることができます。奥歯の清掃性が向上し、手前の大切な第二大臼歯を守ることにもつながります。

抜いた親知らずが健康な状態であれば、将来的に他の歯を失った際の移植歯として活用できる可能性もあります。

抜歯することのデメリット

親知らずの抜歯には、術後の痛みや腫れが伴うことがあります。

特に横向きや埋まっている親知らずの場合、歯茎を切開したり骨を削ったりする必要があるため、通常の抜歯よりも回復に時間がかかることがあります。抜歯後は数日間、食事や日常生活に制限が生じる可能性もあります。

また、下顎の親知らずの場合、近くに下歯槽神経という重要な神経が走っているため、稀に神経損傷のリスクがあります。このような場合は、CT検査で神経との位置関係を精密に確認し、慎重に抜歯を行う必要があります。

矯正治療のための親知らず抜歯は保険適用外となるため、費用負担も考慮する必要があります。

親知らず抜歯の判断基準と検査方法

精密検査で確認すべきポイント

親知らずの抜歯が必要かどうかを判断するには、レントゲン検査やCT検査が欠かせません。

これらの検査で、親知らずの生え方、向き、根の形状、周囲の骨の状態、神経や血管との位置関係を詳しく確認します。特に埋伏している親知らずの場合、表面からは見えない部分の状態を把握することが重要です。

当院では、CT・セファロ・マイクロスコープを完備し、精密な診断を行っています。これにより、抜歯の必要性だけでなく、抜歯の難易度やリスクも事前に評価することができます。

矯正歯科医との相談が重要

親知らずの抜歯は、矯正治療全体の計画に大きく関わる判断です。

矯正歯科専門医が常駐している当院では、矯正治療の観点から親知らずの状態を総合的に評価し、最適な治療計画をご提案します。抜歯が必要な場合も、口腔外科担当医が在籍しているため、院内で安全に対応することが可能です。

治療前に費用・期間・装置の選択肢・メリット・注意点を分かりやすくご説明し、疑問を解消してから治療に進めます。不安なことがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科の矯正治療

インビザライン・ゴールドプロバイダー認定の実績

当院は、年間症例数に応じて評価されるインビザラインのランクでゴールドプロバイダーに認定されています。

矯正歯科専門医が常勤し、抜歯を伴うケースや過去にうまく整わなかったケースなど、難症例にも適切に対応できる経験があります。マウスピース矯正だけでなく、表側ワイヤー矯正、ハーフリンガル矯正など、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた矯正方法をご提案します。

総合歯科体制で安心のサポート

矯正治療中に虫歯や歯周病が見つかっても、同じ院内でそのまま治療が可能です。

長期になりがちな矯正期間中のトラブルをワンストップでカバーできるのが、総合歯科体制の強みです。親知らずの抜歯が必要な場合も、口腔外科担当医が在籍しているため、他の医院に行く必要がありません。

矯正だけでなく、むし歯治療、審美治療、インプラント、予防、ホワイトニングなど、歯の悩みを総合的にご相談いただけます。

年齢やお悩みに合わせて選べる矯正プラン

小児矯正では、第1期(6〜10歳)で顎の成長コントロールと癖の改善を行い、第2期で永久歯が生えそろってから本格矯正を行います。

成人矯正では、インビザライン(Go、Go+、フル)、表側ワイヤー矯正、ハーフリンガル矯正の中から、目立ちにくさ、費用、治療期間などのご希望に合わせて最適なプランをご提案します。初回カウンセリングは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ:後悔しない矯正治療のために

矯正前に親知らずを抜くべきかどうかは、一人ひとりの状態によって異なります。

横向きや斜めに生えて歯並びに悪影響を与えている場合、スペース確保が必要な場合、虫歯や歯周病のリスクが高い場合は、抜歯が推奨されます。一方で、正常に生えて機能している場合や、完全に埋まっていて影響がない場合は、抜歯の必要はありません。

大切なのは、レントゲンやCT検査で親知らずの状態を精密に確認し、矯正歯科医とよく相談したうえで判断することです。当院では、矯正歯科専門医が常駐し、CT・セファロ・マイクロスコープを完備した環境で、一人ひとりに最適な治療計画をご提案します。

矯正治療は長期間にわたる治療です。後悔しない選択をするために、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。あなたに合った最適な矯正プランをご提案し、見た目だけでなく噛み合わせまで考えた、将来を見据えた健康的な口元づくりをサポートいたします。

船堀ガーデン歯科・矯正歯科では、初回カウンセリング無料で矯正治療のご相談を承っております。親知らずの抜歯が必要かどうか、矯正治療の方法や期間、費用について、丁寧にご説明いたします。目立たず整えたい、子どもの将来を考えて今から整えたい――そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

著者情報

院長 三宅雄一郎

略歴

東京医科歯科大学歯学部歯学科卒

ワタナベ歯科医院勤務

-研修・経歴-

 立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)

 その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事

資格・所属学会

日本顕微鏡学会

日本歯周病学会

東京SJCD レギューラーコース修了

インプラントベーシックコース – ノーベルバイオケア

インプラントベーシックコース – ストローマン

インプラントベーシックコース – アストラテック

この記事を監修した人

監修者の写真

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。