インビザライン費用相場を徹底解説!プラン別料金と安くする方法
「インビザラインで歯並びを整えたいけれど、費用がどれくらいかかるのか不安・・・」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
透明なマウスピースで目立たず矯正できる「インビザライン」は、近年多くの方に選ばれている矯正治療法です。ただし、治療費は決して安くありません。プランによって料金が大きく異なり、追加費用が発生するケースもあるため、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。
この記事では、インビザラインの費用相場をプラン別に詳しく解説し、さらに費用を安く抑える方法もご紹介します。矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

目次
インビザラインとは?透明マウスピースで目立たない矯正治療
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型矯正装置です。
透明で厚さわずか0.5mmのマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど目立ちません。従来のワイヤー矯正と異なり、取り外しが自由にできるため、食事や歯みがきも普段通りに行えます。
治療は、患者さま一人ひとりの歯並びに合わせてカスタムメイドされたマウスピースを段階的に交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。通院は2か月に1回程度と負担が少なく、忙しい方にも続けやすい治療法です。
インビザラインの主なメリット
インビザラインには、従来の矯正治療にはない多くのメリットがあります。
- 透明で目立たない:装着中もほとんど気づかれないため、接客業や営業職の方にも安心です
- 取り外し可能:食事や歯みがきの際に外せるため、口腔内を清潔に保てます
- 違和感が少ない:薄くてフィットするため、話しにくさや痛みが少ないです
- 通院回数が少ない:2か月に1回程度の通院で済むため、忙しい方にも続けやすいです
- 金属アレルギーの心配なし:金属を使用しないため、アレルギーの方も安心です
これらのメリットから、見た目を気にせず矯正したい方や、快適に治療を続けたい方に選ばれています。
インビザラインとワイヤー矯正の違い
インビザラインとワイヤー矯正では、治療方法や費用、見た目などに大きな違いがあります。
ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、ワイヤーで歯を動かす方法です。装置が目立ちやすく、食べ物が挟まりやすいというデメリットがあります。一方、インビザラインは透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、取り外しができるため清潔に保ちやすいです。
費用面では、表側ワイヤー矯正が60万円から130万円程度、裏側ワイヤー矯正が100万円から170万円程度とされています。インビザラインは70万円から120万円程度が相場で、表側ワイヤー矯正とほぼ同水準です。
治療期間は症例によって異なりますが、インビザラインもワイヤー矯正も1年半から3年程度が一般的です。
インビザラインの費用相場はいくら?プラン別に詳しく解説
インビザラインの費用は、治療する範囲や歯並びの状態によって大きく異なります。
部分矯正であれば30万円から80万円程度、全体矯正であれば70万円から120万円程度が相場です。使用するマウスピースの枚数や治療期間によって費用が変動するため、自分の症例に合ったプランを選ぶことが重要です。
ここでは、インビザラインの主なプラン別に費用相場を詳しく解説します。
インビザライン・コンプリヘンシブ(全体矯正):70万円~120万円
インビザライン・コンプリヘンシブは、すべての歯を対象とした全体矯正のプランです。
軽度から重度の歯並びの乱れまで幅広く対応でき、マウスピースの使用枚数に制限がありません。そのため、難症例にも対応可能で、機能性と審美性を追求した理想的な歯並びを目指せます。
費用相場は70万円から120万円程度で、治療期間は1年半から3年程度が一般的です。後戻りや噛み合わせの改善まで対応できるため、しっかりと歯並びを整えたい方に適しています。
当院では「インビザライン・フル」として935,000円(税込)で提供しており、アライナー枚数無制限で難症例にも対応しています。
インビザライン・モデレート(中等度の矯正):50万円~90万円
インビザライン・モデレートは、中程度の歯並びの乱れに対応したプランです。
使用するマウスピースの枚数が片顎26枚(両顎で52枚)以内と制限されており、そのステージ数で綺麗に歯並びが改善される方に向けた治療プランです。矯正治療に伴う抜歯が必要ない場合や、奥歯を大きく移動させる必要のない症例に適用されます。
費用相場は50万円から90万円程度で、コンプリヘンシブよりも比較的費用を抑えつつ、しっかりと矯正したい方に向いています。
当院では770,000円(税込)で提供しており、中等度の症例に対応しています。
インビザライン・ライト&エクスプレス(部分矯正):35万円~70万円
インビザライン・ライト&エクスプレスは、軽度の歯並びの乱れを矯正する部分矯正プランです。
前歯中心の軽度な歯列不正に適用され、使用するマウスピースの枚数は片顎14枚(両顎で28枚)以内と制限があります。基本的に前歯部の矯正治療に適しており、奥歯を含んだ噛み合わせをしっかり改善したい場合には不向きです。
費用相場は35万円から70万円程度で、治療期間は3か月から9か月程度と短期間です。前歯のすき間や軽いデコボコを短期間で整えたい方、費用を抑えたい方におすすめです。
当院では550,000円(税込)で提供しており、軽度の症例に対応しています。
インビザライン・ファースト(小児矯正):40万円~70万円
インビザライン・ファーストは、6歳から10歳の成長期のお子さま向けのマウスピース矯正プランです。
混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)に行うことで、顎の発育を促しながら歯列を整えます。永久歯が正しい位置から生えるための土台を作ることができ、将来の本格的な矯正を軽く済ませることが可能です。
費用相場は40万円から70万円程度で、取り外しができるため食事や歯みがきも今まで通りです。お子さまにも負担が少ない矯正方法として注目されています。
当院では495,000円(税込)で提供しており、1期治療として対応しています。永久歯が生え揃った後の2期治療も、1期治療を受けた場合は495,000円(税込)、受けていない場合は935,000円(税込)で提供しています。

インビザライン治療費の内訳を知っておこう
インビザラインの治療費には、さまざまな項目が含まれています。
クリニックによって料金体系が異なるため、事前に何が含まれているのかを確認することが大切です。一般的には、初診時の診断料、治療計画の策定費用、マウスピースの製作費用、治療中の定期的なメンテナンスや調整費用が含まれます。
ここでは、インビザライン治療費の主な内訳について解説します。
初回カウンセリング・精密検査費用
治療を始める前に、初回カウンセリングと精密検査が必要です。
初回カウンセリングでは、患者さまの希望や不安をお伺いし、治療方法や費用について丁寧に説明します。多くのクリニックでは無料で実施していますが、一部有料の場合もあります。
精密検査では、3Dスキャナーで歯並びをデータ化し、治療のシミュレーションを行います。この検査費用は1万円から3万円程度が相場です。
当院では初回カウンセリングを無料で提供しており、患者さまに納得していただいた上で治療を開始しています。
マウスピース製作費用
インビザラインのマウスピースは、患者さま一人ひとりの歯並びに合わせてカスタムメイドされます。
治療計画に基づいて段階的に歯を動かすため、複数のマウスピースが必要です。この製作費用が治療費の大部分を占めます。
プランによって使用するマウスピースの枚数が異なるため、費用も変動します。全体矯正の場合は枚数が多くなるため、費用も高くなる傾向があります。
定期チェック・調整費用
治療中は、定期的に通院して経過を確認する必要があります。
インビザラインの場合、通院は2か月に1回程度で済むため、ワイヤー矯正よりも負担が少ないです。定期チェックでは、治療の進行状況を確認し、必要に応じて調整を行います。
この調整費用は、クリニックによって治療費に含まれている場合と、別途発生する場合があります。トータルフィー制度を採用しているクリニックでは、追加費用が発生しないため安心です。
当院では、治療費に定期チェック費用も含まれており、追加料金の心配がありません。
保定装置(リテーナー)費用
矯正治療が完了した後は、保定期間が必要です。
整った歯並びを維持するため、保定装置(リテーナー)を約2年間使用します。この保定装置の費用は、治療費に含まれている場合と別途必要な場合があります。
保定装置の費用相場は3万円から5万円程度です。クリニックによって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
当院では、治療計画の段階で保定期間についても丁寧にご説明し、患者さまに安心していただけるよう努めています。
インビザラインの費用を安く抑える方法
インビザラインは高額な治療ですが、費用を抑える方法がいくつかあります。
支払い方法を工夫したり、制度を活用したりすることで、経済的な負担を軽減できます。ここでは、インビザラインの費用を安く抑えるための具体的な方法をご紹介します。
トータルフィー制度のクリニックを選ぶ
トータルフィー制度とは、治療開始前に総額を提示し、追加費用が発生しない料金体系です。
この制度を採用しているクリニックでは、治療中に予期せぬ追加料金が発生する心配がありません。調整費用や保定装置の費用も含まれているため、安心して治療を受けられます。
クリニックを選ぶ際は、料金体系が明確で、何が含まれているのかをしっかり確認することが大切です。
当院では、治療費に必要な費用がすべて含まれており、患者さまに安心していただける料金体系を採用しています。
デンタルローン・分割払いを活用する
インビザラインの費用は高額なため、一括払いが難しい場合もあります。
そんなときは、デンタルローンや分割払いを活用することで、毎月の支払いを5,000円から10,000円台に抑えることが可能です。デンタルローンは歯科治療専用のローンで、一般的なクレジットカードの分割払いよりも金利が低い場合が多いです。
多くのクリニックでデンタルローンや分割払いに対応しているため、支払い方法について相談してみることをおすすめします。
当院でも、患者さまのご希望に応じて柔軟な支払い方法をご提案しています。
医療費控除を申請する
インビザラインの治療費は、医療費控除の対象となる場合があります。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。インビザラインは審美目的ではなく、噛み合わせの改善など機能的な目的がある場合は医療費控除の対象となります。
治療費の領収書を保管し、確定申告の際に申請することで、税金の還付を受けられる可能性があります。詳しくは税務署や税理士に相談してください。
この制度を活用することで、実質的な費用負担を軽減できます。
部分矯正を検討する
前歯だけが気になる場合は、部分矯正を検討することで費用を抑えられます。
インビザライン・ライト&エクスプレスなどの部分矯正プランは、全体矯正よりも費用が安く、治療期間も短いです。ただし、部分矯正は対応できる症例が限定されており、噛み合わせ全体の調整や重度の歯列不正には適していません。
自分の症例が部分矯正で対応できるかどうかは、歯科医師に診断してもらう必要があります。
当院では、患者さまの症例に合わせて最適なプランをご提案しており、無理のない治療を心がけています。

インビザライン治療を始める前に知っておきたいこと
インビザラインは多くのメリットがある治療法ですが、注意点もあります。
治療を成功させるためには、装着時間を守ることや、定期的な通院が必要です。ここでは、インビザライン治療を始める前に知っておきたいポイントをご紹介します。
1日20時間以上の装着が必要
インビザラインの効果を最大限に引き出すには、1日20時間から22時間以上の装着が必要です。
食事や歯みがきの際に取り外せるのがメリットですが、装着時間が短いと治療期間が延びたり、期待した結果が得られなかったりする可能性があります。特に学校や職場でも装着する必要があるため、自己管理が重要です。
装着時間をしっかり守ることが、治療成功の鍵となります。
すべての症例に対応できるわけではない
インビザラインは軽度から中等度の歯並びの乱れに適していますが、重度の症例には対応できない場合があります。
骨格に大きな問題がある場合や、複雑な噛み合わせの調整が必要な場合は、ワイヤー矯正のほうが適していることもあります。自分の症例がインビザラインで治療可能かどうかは、歯科医師の診断が必要です。
当院では、3Dスキャナーによる精密診断を行い、患者さまに最適な治療方法をご提案しています。
矯正前の虫歯・歯周病治療が必要
インビザライン治療を始める前に、虫歯や歯周病がある場合は治療が必要です。
矯正中に虫歯や歯周病が悪化すると、治療を中断しなければならないこともあります。当院は一般歯科・口腔外科を併設した総合歯科医院のため、矯正前の虫歯・歯周病の治療、矯正中のトラブル対応、抜歯などもすべて院内で完結できます。
他院への紹介が不要なため、治療がスムーズで安心です。
まとめ:インビザラインで理想の歯並びを手に入れよう
インビザラインの費用相場は、部分矯正で30万円から80万円程度、全体矯正で70万円から120万円程度です。
プランによって費用が異なるため、自分の症例に合ったプランを選ぶことが大切です。トータルフィー制度のクリニックを選んだり、デンタルローンや医療費控除を活用したりすることで、費用負担を軽減できます。
インビザラインは、透明で目立たず、取り外しができるため、快適に矯正治療を続けられます。通院も2か月に1回程度と負担が少なく、忙しい方にもおすすめです。
当院では、矯正歯科医が常駐しており、患者さま一人ひとりの症例や生活スタイルに合わせて、目立たず快適に続けられる矯正治療をご提案しています。一般歯科・口腔外科も併設しているため、矯正前の虫歯治療から矯正後の保定期間まで、すべて院内で完結できます。
「歯並びを整えたいけれど、費用が心配・・・」という方も、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。丁寧なカウンセリングを通して、あなたに最適なプランをご提案いたします。
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著者情報
院長 三宅雄一郎

略歴
東京医科歯科大学歯学部歯学科卒
ワタナベ歯科医院勤務
-研修・経歴-
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
資格・所属学会
日本顕微鏡学会
日本歯周病学会
東京SJCD レギューラーコース修了
インプラントベーシックコース – ノーベルバイオケア
インプラントベーシックコース – ストローマン
インプラントベーシックコース – アストラテック
この記事を監修した人

船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長
東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。
【略歴】
- 東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
- ワタナベ歯科医院勤務
- ワタナベ歯科医院勤務
【メディア取材記事】









