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ホワイトニング後に歯の色がすぐに戻る原因と今日からできる対処法

「ホワイトニングを受けたのに、歯の色がすぐに戻ってしまった」「後戻りの原因と対策を教えてほしい」などと考えていませんか。期待通りの仕上がりにならず、落胆している方もいるかもしれません。歯の色がすぐに戻る主な原因は、施術後の食事や喫煙などです。

ここでは、歯の色がすぐに戻る原因と歯の白さをキープするポイントなどを解説しています。以下の情報を参考にすれば、後戻りに対処しやすくなるはずです。歯の色でお悩みの方は参考にしてください。

ホワイトニングにおける後戻りはいつ起こる?

ホワイトニングは、狭義では以下のように定義されています。

「ホワイトニング」は、歯を削らずに漂白剤(主に過酸化水素)で化学的に白くするブリーチあるいはブリーチング(漂白)のことを指します。

引用:歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020「ホワイトニング」

ただし、漂白効果は永久に持続しません。時間の経過とともに後戻り(元の色調に戻ること)します。後戻りが目立ち始めるタイミングは、ホワイトニングの種類やライフスタイルによって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

オフィスホワイトニング 3カ月~6カ月
ホームホワイトニング 6カ月~12カ月

 

オフィスホワイトニングは、即効性が期待できる反面、漂白効果や後戻りには個人差が生じやすいと考えられています。

関連記事:ホワイトニング後に控えたい食事と白さをキープするポイント

ホワイトニングをしても歯の色がすぐ戻るのはなぜか

上記の期間より前に、歯の色が戻ってしまうこともあります。すぐに戻る主な理由は以下の通りです。

色の濃い飲食物を摂取しているから

漂白処置を実施すると、歯の表面を覆う膜が一時的に取り除かれるため、色素が沈着しやすくなります。このタイミングで着色しやすい飲食物をとると、歯の色がすぐに戻ってしまう恐れがあります。オフィスホワイトニングの施術を受けてから24時間~48時間、ホームホワイトニングを実施している期間は、以下の飲食物などに注意が必要です。

【気をつけたい飲食物】

・コーヒー

・紅茶

・緑茶

・赤ワイン

・カレー

・醤油

・ソース

・ケチャップ

また、施術後30分~60分程度は食べ物をとらないほうがよいでしょう。歯科医師の指示を守ることが大切です。

タバコを吸っているから

タバコを吸う習慣がある場合も、歯の色が戻りやすくなります。施術を受けると、一時的にタールが付着しやすくなるためです。タールは歯の黄ばみの原因です。また、粘着力があるため、汚れも引き寄せてしまいます。したがって、施術直後はタバコを控えるほうがよいと考えられています。禁煙に取り組む期間の目安は、オフィスホワイトニングが24時間程度、ホームホワイトニングが1時間程度です。ただし、具体的な期間は歯科医院で異なることがあります。再開できるタイミングを、事前に確認しておくことが大切です。

エナメル質の構造が元の状態に戻るから

後戻りには、エナメル質の状態もかかわっています。エナメル質は、歯の表面を覆っている角柱構造の組織です。ホワイトニングを受けると、この部分が透明になるとともに、表面の形状が角状から球状に変化します。この変化により光が乱反射するため、歯の見え方が変わります。具体的には、曇りガラスのような状態になり、象牙質という黄色っぽい組織が透けて見えなくなるのです(=歯が白くなる)。ただし、この効果は永遠に続きません。再石灰化を繰り返すことで、エナメル質は元の状態に戻ってしまい、一定の時間が経過すると、歯が黄色っぽくなったように感じられます。

歯の色に目が慣れたから

歯の色に目が慣れることも、色が戻ったと感じる原因になりえます。新鮮さが失われると、イメージと実際の色にギャップが生じるためです。後戻りしていなくても、前はもっと白かったなどと感じることがあります。後戻りが心配な方は、施術前に歯の写真を撮影しておくとよいかもしれません。客観的な視点で比較できるため、歯の状態を正確に評価しやすくなります。ちなみに、歯の色に目が慣れるのも、一定の期間が経過してからです。施術後すぐに戻ったと感じる場合は、他の原因が考えられます。

関連記事:ホワイトニングによる知覚過敏の原因とは?対処法も紹介

ホワイトニングをしても理想の白さにならないことはある?

ホワイトニングで漂白処置を行うと、原則として歯は白くなります。ただし、希望の白さに必ずなるわけではありません。神経が死んでいる、金属で着色しているなど、効果が現れにくい歯もあります。

希望する歯の白さと施術回数にも注意が必要です。1回の施術で真っ白にできるわけではありません。期待が大きいと、効果がでていても満足できないことがあります。また、着色が強い場合は、希望する白さになるまで時間がかかります。心配な方は、施術前にスケジュールを確認しておくとよいでしょう。思うように結果がでないなどの焦りを減らせます。

ホワイトニングの効果を実感できるまでの回数

効果を実感できるタイミングは、ホワイトニングの種類で異なります。一般的な目安は以下の通りです。

種類 タイミング
オフィスホワイトニング 1回~3回程度
ホームホワイトニング 2週間~4週間程度

 

オフィスホワイトニングは、即効性を期待できる方法と考えられています。歯をできるだけ早く白くしたい方におすすめです。ただし、ホームホワイトニングほどの持続性はありません。定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

関連記事:ホワイトニング後のコーヒーはNG?どうしても飲みたいときの対処法

ホワイトニング後の歯の白さをキープするためのポイント

日々の生活に注意すると、歯の白さをキープしやすくなります。施術後に意識したいポイントを解説します。

ポイント①歯を磨く習慣をつける

食後に歯磨きを行うと、歯の白さをキープしやすくなります。着色の原因になる食べかすを取り除けるためです。ホワイトニング用の歯磨き粉を使うこともおすすめです。具体的な働きは製品で異なりますが、汚れを落とす働きや汚れを付着しにくくする働きなどを期待できます。ホワイトニング用の歯磨きは、歯科医院の他ドラッグストアでも購入できます。

ポイント②色の濃い飲食物をとったあとは口をゆすぐ

毎食後に歯を磨ければよいですが、仕事の都合などで思うようにできないこともあるはずです。このようなときは、口の中を水で念入りにすすぐだけでも構いません。着色の原因を取り除けるため、後戻りを防ぎやすくなります。「水ですすぐ」は、着色汚れが気になるときに行ったほうがよいケアとして、医療従事者の70.7%から支持されています(歯磨きでブラッシングは68.6%)。

出典:SUNSTAR「<サンスター 歯の着色汚れに関する意識調査> 2人に1人が歯の着色汚れを気にしていた!? 生活者の8割が知らない、飲食後の着色汚れケアを審美歯科医が紹介 歯科医師・歯科衛生士が思う食後にしたほうがいお口ケア1位とは?

ポイント③生活習慣を見直す

生活習慣を見直すことも大切です。具体的な取り組みとして、禁煙があげられます。タバコを吸うと、黄ばみの原因であるタールが歯に付着するうえ、口の中も乾きやすくなります。後戻りのリスクが高まるため注意が必要です。禁煙が難しい方は、タバコの本数を減らすと影響を抑えられる可能性があります。同様に、食生活にも注意が必要です。着色しやすいものを好んで食べていると、後戻りしやすくなる恐れがあります。食生活を見直すとともに、食後の歯磨き、うがいを徹底しましょう。

ポイント④定期的にクリニックでクリーニングを受ける

丁寧な歯磨きを心がけていても、すべての汚れを取り除くことはできません。磨き方に癖があると、特定の箇所に汚れが溜まってしまいます。定期的に歯科医院を受診して、クリーニングを受けることも大切です。クリーニングでは、歯垢や歯石に加えて、着色汚れも落とせます。また、定期的にホワイトニングを受けることもおすすめです。メンテナンスを行うことで、白い歯を維持しやすくなります。

関連記事:1回のホワイトニングで得られる効果と歯の白さを維持するコツ

ホワイトニング後に歯の色がすぐ戻るときは食事などを見直しましょう

ここでは、ホワイトニングを受けてから歯の色がすぐに戻る原因などを解説しました。施術後に色の濃いものを食べたり、タバコを吸ったりすると、後戻りしやすくなります。すぐに戻ると感じるときは、施術後の生活を見直すことが大切です。

江戸川区でホワイトニングを受けたい方は、船堀駅から徒歩5分の場所にある船堀ガーデン歯科・矯正歯科のホワイトニングへご相談ください。効果や費用を踏まえたうえで、歯本来の白さを取り戻せるホワイトニングの方法をご提案いたします。

この記事を監修した人

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船堀ガーデン歯科 矯正歯科 院長

三宅 雄一郎
(みやけ ゆういちろう)

東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業。ワタナベ歯科医院へ6年間勤務医として数多くの症例に携わり、歯科治療技術を研鑽。2020年5月、「船堀ガーデン歯科 矯正歯科」を開院。
一般歯科だけではなく、矯正歯科治療にも力を入れており、2022年にはインビザライン社から功績を認められ、インビザラインGo ゴールドプロバイダーを受賞。地域に密着し、「見てわかる」をモットーに丁寧でわかりやすい治療を提供している。